第49回全米映画批評家協会賞

第49回全米映画批評家協会賞結果詳報

2015年1月3日、2014年公開作品を対象とした第49回全米映画批評家協会賞の結果が発表されました。各賞の受賞作品、監督、俳優陣、そしてそれぞれの得票数が明らかとなり、今年も映画界を賑わせる様々な作品がノミネートされました。

作品賞

作品賞では、激しい争奪戦が繰り広げられました。最終的に、ジャン＝リュック・ゴダール監督の『さらば、愛の言葉よ』が25票を獲得し、栄えある作品賞に輝きました。僅差で、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』が24票で2位となりました。3位には、マイク・リー監督の『ターナー、光に愛を求めて』と、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』が同票でランクインしました。

監督賞

監督賞は、『6才のボクが、大人になるまで。』で知られるリチャード・リンクレイターが28票という圧倒的な得票数で受賞しました。2位には『さらば、愛の言葉よ』のジャン＝リュック・ゴダール、3位には『ターナー、光に愛を求めて』のマイク・リーが続きました。

主演男優賞

主演男優賞は、『ターナー、光に愛を求めて』で熱演を見せたティモシー・スポールが31票を獲得し、受賞しました。トム・ハーディ、ホアキン・フェニックス、レイフ・ファインズといった実力派俳優を抑え、見事な勝利を収めました。

主演女優賞

主演女優賞は、マリオン・コティヤールが80票という圧倒的な得票数を獲得し、受賞しました。彼女が出演した『エヴァの告白』と『サンドラの週末』の両作品が評価された結果となりました。2位にはジュリアン・ムーア、3位にはスカーレット・ヨハンソンがランクインしました。

助演男優賞

助演男優賞は、『セッション』で高い評価を得たJ・K・シモンズが24票を獲得し、受賞を果たしました。マーク・ラファロ、エドワード・ノートンといった実力派俳優との接戦を制しました。

助演女優賞

助演女優賞では、『6才のボクが、大人になるまで。』のパトリシア・アークエットが26票を獲得し、受賞しました。アガタ・クレシャ、レネ・ルッソを抑えての受賞となりました。

脚本賞

脚本賞は、ウェス・アンダーソンが手掛けた『グランド・ブダペスト・ホテル』が受賞しました。ポール・トーマス・アンダーソンと、『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』の脚本チームが同票で3位となりました。

撮影賞

撮影賞は、『ターナー、光に愛を求めて』のディック・ポープが受賞しました。

外国語映画賞

外国語映画賞は、該当作品なしとなりました。

ノンフィクション映画賞

ノンフィクション映画賞は、『シチズンフォー スノーデンの暴露』が56票という圧倒的な票数を獲得し、受賞しました。

映画遺産賞

映画遺産賞はロン・マグリオッツィとロン・ハッチンソンが受賞しました。

以上の結果から、2014年は多様なジャンルの映画が評価された年であったことがわかります。受賞した作品や監督、俳優たちは、それぞれの分野で高い評価を得ており、今後の活躍にも期待が高まります。

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