第5回
日本フットボール優勝大会は、
1922年2月に
大阪毎日新聞の主催で
豊中グラウンドにて開催されました。この大会は
日本のサッカーにおいて重要な位置を占めるものであり、
豊中グラウンドを舞台に行われた中で最後の大会でもありました。参加チームは全国各地から集まり、熱戦が繰り広げられました。
参加チーム
大会には多くのチームがエントリーし、特に毎年参加を続けている学校が目立ちました。以下に主な参加チームのリストを示します。
- - 京都師範(京都・5年連続5回目)
- - 明星商業(大阪・5年連続5回目)
- - 堺中(大阪・5年連続5回目)
- - 池田師範(大阪・3年連続3回目)
- - 市岡中(大阪・2年連続2回目)
- - 関西大附(大阪・初出場)
- - 天王寺師範(大阪・初出場)
- - 大阪工(大阪・初出場)
- - 桃山中(大阪・初出場)
- - 御影師範(兵庫・5年連続5回目)
- - 神戸一中(兵庫・5年連続5回目)
- - 関学高等(兵庫・5年連続5回目)
- - 姫路師範(兵庫・5年連続5回目)
- - 関西学院中(兵庫・2年連続2回目)
- - 神戸二中(兵庫・2年ぶり2回目)
- - 甲陽中(兵庫・初出場)
- - 奈良師範(奈良・5年連続5回目)
- - 海草中(和歌山・初出場)
試合結果
大会はトーナメント形式で進行し、各試合は熱戦の連続でした。以下に1回戦から決勝までの試合結果を記載します。
1回戦
- - 神戸二中 1-0 関学中
- - 市岡中 2-0 桃山中
- - 関学高 4-0 海草中
2回戦
- - 明星商業 0-0 (3 CK 1) 関西大附
- - 神戸一中 3-0 甲陽中
- - 御影師範 1-0 大阪工
- - 関学高等 2-0 市岡中
- - 京都師範 2-0 天王寺師範
- - 姫路師範 1-0 堺中
- - 池田師範 2-1 神戸二中
準々決勝
- - 京都師範 1-0 奈良師範
- - 神戸一中 1-1 (0 GK 6) 姫路師範
- - 御影師範 2-1 明星商業
- - 関学高等 1-0 池田師範
準決勝
- - 御影師範 1-0 京都師範
- - 神戸一中 2-0 関学高等
決勝
決勝戦は御影師範と神戸一中との対戦で、
1922年2月12日に行われました。この試合は第9試合目であったため、開始時にはすでに薄暗くなり始めていました。試合は一進一退の攻防が続き、最終的に日没のため再試合が決定しました。再試合では、御影師範が前半に1点、後半に2点を加え、合計3-0で勝利しました。これにより、御影師範は大会5連覇を達成しました。
ラグビー部門の結果
さらに、この大会ではラグビー部門も開催されており、同志社中が3年連続で優勝を果たしました。決勝では同志社中が京都一商を6-0で下し、スコアを大きく上回る結果を残しました。
関連項目
この大会は、
日本のサッカーやラグビーの発展に寄与し、多くの学校と選手に影響を与えました。また、
豊中グラウンドは今後の大会においても様々な記録を刻みました。