第50回全国高等学校ラグビーフットボール大会

第50回全国高等学校ラグビーフットボール大会

第50回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、1970年12月31日から1971年1月10日までの期間に、近鉄花園ラグビー場で開催されました。この大会では、優勝を飾ったのは岩手県の盛岡工業高校で、彼らは5年ぶりの2回目のタイトルを手にしました。

大会の概要

本大会は50回目の記念すべき大会であり、過去最多となる50校が参加しました。特に注目すべきは、シード制が大会限定で復活した点です。これにより、競技レベルがさらに向上し、観る者にとっても魅力的な試合が展開されました。また、毎日放送（MBS）が中継を行い、全国ネットではないものの、大会の模様が多くのファンに届けられました。さらに、今大会からは12月末に開幕することが決定され、従来の時期から変更されたことも特徴です。

試合日程

この大会では全試合が25分ハーフで行われ、もし試合が同点になった場合には抽選により次回進出校を決定するルールが採用されていました。これにより、緊張感ある試合が続き、選手たちは最後の瞬間まで努力を惜しむことなくプレーしました。

トーナメントの進行

トーナメントは1回戦から始まり、続いて2回戦、3回戦、そして準々決勝と進みました。注目の準決勝では、盛岡工業高校が秋田高校に19-3というスコアで勝利し、天理高校が日川高校に31-5で勝利を収め、決勝進出を果たしました。

決勝戦

決勝戦は、盛岡工業高校と天理高校との対戦でした。観衆の期待が高まる中で行われたこの試合で、盛岡工業高校が20-9で勝利し、見事に優勝の栄冠をつかみました。この結果により、盛岡工業高校は名実ともに強豪校の一角を占めることとなり、高校ラグビー界にその名を刻みました。

なお、参考文献としては「日本ラグビー2005平成16年〜平成17年公式戦主要記録」(ISBN 4-583-03863-1)が挙げられます。大会の詳細については、毎日放送による公式サイトでも確認することができます。

このように50回を迎えた全国高等学校ラグビーフットボール大会は、出場校の増加やシード制の復活により、競技自体の質が向上し、観客にも新たな感動を与えました。未来のラグビー選手たちの活躍を期待しつつ、この大会の歴史を振り返ることは、ラグビーの魅力を再確認する良い機会とも言えるでしょう。

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