第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会：帝京大学6連覇の軌跡

2014年度の第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、全国の強豪大学がしのぎを削った熱い戦いの舞台となりました。本大会は2014年11月16日から2015年1月10日にかけて開催され、帝京大学が6年連続6回目の優勝という偉業を達成、前人未到の6連覇を成し遂げました。

大会概要

本大会は、ファーストステージとセカンドステージ、そしてファイナルステージの3段階で構成されました。ファーストステージでは、地域予選を勝ち抜いた代表校が対戦し、セカンドステージ進出校を決定しました。セカンドステージは、関東、関西の強豪大学に加え、ファーストステージを勝ち上がった大学が参加。4つのプールに分かれ、リーグ戦を戦い、各プールの上位チームがファイナルステージに進出しました。ファイナルステージでは、準決勝と決勝戦が行われ、最終的な優勝校が決定しました。

試合方式

ファーストステージ:

地域代表（東北・北海道、北陸・東海／中国・四国、九州）による1回戦総当たりリーグ戦。
勝ち点制で順位を決定。勝ち5点、引き分け2点、負け0点。

セカンドステージ:

関東大学対抗戦上位5校、関東大学リーグ戦上位5校、関西大学リーグ戦上位5校、ファーストステージ優勝校の計16校が参加。
4つのプールに分けられ、1回戦総当たりリーグ戦を実施。
勝ち点制に加え、ボーナスポイント（7点差以内での敗戦：1点、4トライ以上：1点）、アドバンテージポイント（セカンドステージ開始時点：1位3点、2位2点、3位1点）が加算されました。

ファイナルステージ:

セカンドステージ各プール1位チームによるトーナメント方式。準決勝と決勝戦で優勝校を決定しました。3位決定戦は行われませんでした。

出場大学

本大会には、全国各地から強豪大学が出場しました。特に、関東の大学からは、対抗戦とリーグ戦の上位校が多数参加し、激しい戦いを繰り広げました。関西の大学からも強豪校が名を連ね、全国レベルの高い競争が繰り広げられました。

関東大学対抗戦: 帝京大学、早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学、筑波大学
関東大学リーグ戦: 流通経済大学、東海大学、法政大学、大東文化大学、中央大学
関西大学リーグ: 関西学院大学、京都産業大学、同志社大学、天理大学、立命館大学
その他の地域代表: 福岡工業大学（九州）、東北学院大学（東北・北海道）、朝日大学（東海北陸・中国四国）

大会日程と会場

ファーストステージは2014年11月16日から11月30日にかけて、セカンドステージは12月14日から12月27日にかけて行われました。ファイナルステージは、準決勝が2015年1月2日、決勝が1月10日に開催されました。試合会場は、味の素スタジアム（決勝）、秩父宮ラグビー場、瑞穂公園ラグビー場、花園ラグビー場など全国各地のラグビー場が使用されました。

結果

ファーストステージ、セカンドステージを経て、ファイナルステージに進出した4チームによる激戦の末、帝京大学が6連覇を達成しました。その強さは圧倒的で、他の大学を寄せ付けませんでした。

まとめ

第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、帝京大学の6連覇という歴史的快挙が生まれた大会として記憶に残るでしょう。各大学の選手たちのひたむきなプレー、そして観客たちの熱狂的な応援が、大会を盛り上げました。この大会は、日本の大学ラグビー界のレベルの高さを改めて示すものとなりました。

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