第51回日本ラグビーフットボール選手権大会

第51回日本ラグビーフットボール選手権大会：パナソニックワイルドナイツが栄冠を掴む

2014年2月16日から3月9日にかけて開催された第51回日本ラグビーフットボール選手権大会は、秩父宮ラグビー場、近鉄花園ラグビー場、駒沢陸上競技場、そして国立競技場という日本を代表するラグビー会場を舞台に繰り広げられました。この大会では、パナソニックワイルドナイツ（当時三洋電機）が4年ぶり4度目の優勝という快挙を達成しました。

ワイルドカードトーナメント：熾烈な出場権争い

トップリーグから6チームが出場する本大会ですが、プレーオフ出場チーム（上位4チーム）を除く5位から12位のチームは、ワイルドカードトーナメントで激しく出場権を争いました。2月1日と2日の2日間、近鉄花園ラグビー場と瑞穂公園ラグビー場で1回戦が行われ、NECグリーンロケッツ、ヤマハ発動機ジュビロ、近鉄ライナーズ、トヨタ自動車ヴェルブリッツが2回戦に進出しました。2月8日に行われた2回戦では、トヨタ自動車ヴェルブリッツとヤマハ発動機ジュビロが本大会出場権を獲得しました。

1回戦結果：

NECグリーンロケッツ 47-10 クボタスピアーズ
ヤマハ発動機ジュビロ 46-0 豊田自動織機シャトルズ
キヤノンイーグルス 25-41 近鉄ライナーズ
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 32-17 リコーブラックラムズ

2回戦結果：

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 18-3 近鉄ライナーズ
ヤマハ発動機ジュビロ 13-12 NECグリーンロケッツ

本大会：大学チームの躍進とトップリーグチームの実力

本大会には、トップリーグから5チームとワイルドカードトーナメントを勝ち抜いた2チームに加え、第50回全国大学選手権大会の上位4チームが出場しました。出場チームは以下の通りです。

パナソニックワイルドナイツ (トップリーグ優勝)
サントリーサンゴリアス (トップリーグ準優勝)
東芝ブレイブルーパス (トップリーグ3位)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ (トップリーグ3位)
ヤマハ発動機ジュビロ (ワイルドカードトーナメント勝ち抜き)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ (ワイルドカードトーナメント勝ち抜き)
帝京大学 (大学選手権優勝)
早稲田大学 (大学選手権準優勝)
筑波大学 (大学選手権3位)
慶應義塾大学 (大学選手権3位)

2月16日からの本大会では、大学チームとトップリーグチームが激突しました。1回戦では、大学チームは苦戦を強いられましたが、2回戦以降も接戦が繰り広げられました。

1回戦結果：

早稲田大学 16-36 ヤマハ発動機ジュビロ
帝京大学 13-38 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
慶應義塾大学 0-100 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
筑波大学 26-69 東芝ブレイブルーパス

2回戦結果：

東芝ブレイブルーパス 24-21 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
ヤマハ発動機ジュビロ 26-28 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

準決勝では、東芝ブレイブルーパスがサントリーサンゴリアスを破り、パナソニックワイルドナイツは神戸製鋼コベルコスティーラーズを圧倒的な強さで下しました。

準決勝結果：

サントリーサンゴリアス 24-25 東芝ブレイブルーパス
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 5-46 パナソニックワイルドナイツ

そして迎えた決勝戦。パナソニックワイルドナイツが東芝ブレイブルーパスを破り、見事優勝を飾りました。

まとめ

第51回日本ラグビーフットボール選手権大会は、トップリーグチームの強さと大学チームの意地がぶつかり合う、白熱した戦いが繰り広げられました。パナソニックワイルドナイツの優勝は、日本のラグビー界にとって大きな出来事となりました。この大会は、日本のラグビー界の底力と発展を感じさせる大会となりました。

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