第55回国民体育大会

第55回国民体育大会の概要

第55回国民体育大会は、2000年の1月29日から10月19日まで、富山県と青森県の両地域で実施されました。大会のテーマは「あいの風　夢のせて」であり、マスコットキャラクターには「時丸」と「風丸」が採用されました。また、この大会は20世紀最後の国体であり、1965年から続いた全国身体障害者スポーツ大会は、この大会をもって終了しました。

開催期間と会場

大会は7つの異なる期間に分かれており、冬季大会や夏季、秋季大会が順次開催されました。それぞれの競技は、次のように行われました。

冬季大会

• - 期間: 1月29日〜2月2日
• - スケート・アイスホッケー 競技は青森県の八戸市、三沢市、その他地域で実施。スローガンは「新世紀　創る若人ひかる汗」でした。

• - スキー競技会: 2月19日〜22日、富山県の大山町と上平村で実施されました。

夏季大会

• - 期間: 9月9日〜12日
• - 多くの競技が富山県内の4市3町1村で行われ、以下の競技が実施されました:

- 水泳: 高岡市、富山市のプール
- 漕艇: 大沢野町、細入村
- ヨット: 新湊市
- カヌー: 上市町、八尾町
- ボウリング: 砺波市
- ゴルフ: 富山市、高岡市、大沢野町

秋季大会

• - 期間: 10月14日〜19日
• - 様々な競技が行われ、以下に一部の競技会場を示します:

- 陸上: 富山市
- サッカー: 高岡市、富山市
- バスケットボール: 富山市、井波町
- バレーボール: 黒部市、朝日町、魚津市、滑川市

競技の見どころ

この大会には、シドニーオリンピックに出場した選手も参加しており、合計47名が名を連ねました。特に、バスケットボール成年男子の部では、地元チームの富山グラウジーズが優勝を果たし、現在はB.LEAGUEで活躍しています。一方、バレーボール成年女子では、地元チームKUROBEアクアフェアリーズが準優勝し、こちらもVリーグに所属しています。

総合成績

大会の成績は以下のようになりました:

• - 天皇杯: 富山県が優勝、次いで東京都、大阪府
• - 皇后杯: 同様に富山県が優勝しました。

文化的な側面

大会では、「あいの風吹く」というイメージソングが制作され、片岡輝が作詞、池辺晋一郎が作曲、白鳥英美子が歌唱しました。これにより、スポーツだけでなく文化面でも大会が盛り上がりました。

外部リンク

大会の詳細や結果については、日本体育協会や関連各所の公式ホームページで確認できます。今回の大会は身体障害者スポーツ大会が終了したことも含め、特別な意義を持つイベントでした。

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