第57回全国高等学校ラグビーフットボール大会

第57回全国高等学校ラグビーフットボール大会

第57回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、1978年1月1日から1月9日まで、近鉄花園ラグビー場にて開催されました。この大会は日本の高校ラグビーの中でも重要な位置を占めており、全国から集まった若きアスリートたちの熱い戦いが繰り広げられました。特に大阪府代表の大阪工大高が初優勝を達成したことが大きな話題となりました。

大会の概要

今回の大会では、毎日放送（MBS）とTBSによる共同制作のテレビ中継が実施されました。この試みは、多くのラグビーファンに大会の模様をお届けすることにつながり、特に全国ネットでの放送は大会の認知度を高める結果となりました。以降の第82回大会からはMBSが単独で制作を続けていますが、この取り組みは現在も続いています。

日程と出場校

大会は、出場校が熱戦を繰り広げる中、各試合の形式が定められています。初戦及び2回戦は25分のハーフで行われ、それ以降の試合は30分のハーフで戦われました。また、試合が同点で終了した場合には抽選で次の出場校を決定するルールも設けられています。

試合概要

1回戦と2回戦

主にシード校や勢力のあるチームがしっかりと勝利を重ね、この段階で多くの強豪校が敗退していきました。選手たちの努力が実を結ぶ瞬間でもあり、観客も大いに盛り上がりました。

準々決勝

準々決勝では、大阪工大高が黒沢尻工を相手に圧勝し、次のラウンドへ進出しました。また、秋田工業も強力なチームとして存在感を示し、いよいよ決勝戦へと駒を進めます。

準決勝

準決勝では、大阪工大高が黒沢尻工に21対9で勝利し、秋田工も浪商に29対0で大勝。これにより大阪工大高と秋田工の両校が、決勝の舞台に立つことが決まりました。

決勝戦

決勝では、大阪工大高が初優勝を懸けて、秋田工と対戦しました。この激闘は非常に接近したものであり、最終的に大阪工大高が20対12で秋田工を下し、栄光を手にしました。

関連試合

大会の一環として、第5回高校東西対抗試合も行われました。この試合は、大会で特に優れた選手たちを選抜したチームが東西に分かれて戦う高校ラグビー版のオールスターゲームとも言えます。1978年1月15日に開催されたこの試合では、東軍が27対13で西軍を下しました。

参考書籍

この大会に関する詳細な記録は、「日本ラグビー2005 平成16年〜平成17年公式戦主要記録」に掲載されており、より深く知りたい方のための資料としておすすめです。ISBNは4-583-03863-1です。

外部リンク

大会の公式サイトでは、歴代の優勝校リストなど、さらなる情報が提供されています。

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