第6回日本フットボール優勝大会

第6回日本フットボール優勝大会

1923年2月、大阪毎日新聞の主催により宝塚グラウンドで行われた第6回日本フットボール優勝大会。これまで豊中グラウンドで行われていた大会が初めて宝塚に舞台を移し、参加チームは豊富な顔ぶれを揃えました。

大会の概要

今回の大会では、過去の優勝チームや連続出場チームが多く見られ、競技はますます激化しました。特に御影師範は前回大会に続いて決勝進出を果たし、さらなる高みを目指します。その他にも京都師範や関学高等、姫路師範など、実力あるチームが参加し、観客の期待も膨らみました。

試合のダイジェスト

1回戦

1回戦では、関学高等が関西学院中に2-1で勝利し、御影師範は明星商を3-0で下しました。京都師範と大阪工の試合は0-0のまま終わり、コーナーキックの数で京都師範が勝ち上がりました。神戸二中は、池田師範との対戦で棄権という形になりました。

2回戦

2回戦では、姫路師範が堺中を2-0で退け、奈良師範が天王寺師範に1-0で勝利。神戸一中は甲陽中に3-0で勝利し、関大附も岸和田中を3-0で下しました。関学高等は神戸二中に引き分け、PK戦で勝ち上がるというドラマもありました。

準々決勝

準々決勝では、御影師範と関学高等が0-0の同点の中、コーナーキック数で御影師範が勝ち上がりました。姫路師範は奈良師範に1-0、神戸一中は関大附に2-0とそれぞれ勝利しました。桃山中と市岡中の試合も引き分けになり、コーナーキックで桃山中が勝ち上がりました。

準決勝

準決勝では、姫路師範が桃山中に3-2で勝利し、御影師範は神戸一中と引き分けの後、PK戦の末に勝利を収めました。

決勝

そして決勝戦では、御影師範が姫路師範に4-0と圧勝し、見事に6連覇を達成しました。御影師範の強さが際立った大会となります。

ラグビー部門

この大会のラグビー競技も注目され、同志社中と京都一商が強豪として登場。同志社中は1回戦で京都一商を3-0で破り、その後も勢いを維持して決勝戦では立命館中を14-0の大勝で下しました。これにより、同志社中は4連覇を果たしました。

まとめ

第6回日本フットボール優勝大会は、サッカーとラグビーの両競技で熱戦が繰り広げられ、多くの名勝負が生まれました。特に御影師範の強さは際立っており、次回大会への期待感も高まる結果となりました。次回の大会はどのようなドラマを生むのか、多くのファンが楽しみにしています。

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