第60回天皇杯全日本サッカー選手権大会

第60回天皇杯全日本サッカー選手権大会

第60回天皇杯全日本サッカー選手権大会は、1980年の12月4日から1981年の1月1日まで行われたサッカーの全国大会です。この大会は、日本サッカー界における重要なイベントの一つであり、多くのクラブチームと大学チームが参加しました。60回記念大会ということで、特に注目を浴びる年度でもありました。

大会概要

本大会には合計30チームが出場しました。通常の出場枠が28チームであるところを、60回を記念して2チーム増やしました。新たに参加したのは、日本サッカーリーグ（JSL）2部の首位チームと、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの優勝チームで、これらは日本サッカー協会の推薦によって決定されました。

出場チーム

出場チームは、日本サッカーリーグ1部および大学チームを含む多岐にわたりました。以下に代表的なチーム一覧を示します。

JSL1部からの出場チーム

• - 東洋工業（29回目）
• - 新日本製鐵（24回目）
• - 古河電工（17回目）
• - 日立製作所（16回目）
• - 三菱重工（16回目）
• - ヤンマー（13回目）
• - フジタ工業（9回目）
• - 読売クラブ（6回目）
• - ヤマハ発動機（4回目）
• - 日産自動車（3回目）

大学および協会推薦チーム

• - 富士通（3回目）
• - 法政大学（9回目）
• - 北海道代表: 新日鐵室蘭（2回目）
• - 松島クラブ（初出場）
• - 筑波大学（9回目）
• - 住友金属工業（3回目）
• - 駒澤大学（初出場）
• - 古河千葉（初出場）
• - 藤枝市役所（初出場）
• - 日精樹脂工業（4回目）
• - 本田技研（7回目）
• - 田辺製薬（8回目）
• - 大阪経済大学（4回目）
• - 九州産業大学（7回目）
• - 福岡大学（7回目）

試合結果

1回戦

初戦から白熱した戦いが展開されました。いくつかの注目の試合結果は以下の通りです。

• - 九州産業大学 2-3 帝人
• - 富士通 2(PK8-9)2 大阪経済大学
• - 兵庫教員団 0-1 新日本製鐵

2回戦

続いて行われた2回戦では、さらなる接戦が続きました。特に読売クラブの勝利（6-1）は注目を集めました。基本的に強豪チームが次々と勝ち上がっていきました。

準々決勝および準決勝

準々決勝では、読売クラブが新日本製鐵を破り、決勝進出を果たします。また、田辺製薬と三菱重工も各々の試合をクリアして、決勝に進出しました。

決勝

決勝戦では、田辺製薬が三菱重工と対戦し、三菱重工が1-0で勝利を収め、優勝を果たしました。この試合は長い歴史を持つ大会における重要な一戦となり、サッカーファンにとって記憶に残る試合となったことでしょう。

まとめ

この大会は日本サッカーの発展を象徴するものであり、今後も同様の大会が続くことを期待しています。特に60回の節目を迎えたこの大会は、若い選手たちの躍進とともにサッカーの未来を感じさせるものでした。

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