第67回国民体育大会

第67回国民体育大会（ぎふ清流国体）

概要

2012年に岐阜県を中心に行われた第67回国民体育大会は、東日本大震災復興支援の一環として開催されました。岐阜での国体実施は、第20回国民体育大会以来47年ぶりのことです。この期間には、全国障害者スポーツ大会「ぎふ清流大会」も併せて行われ、スキーやスピードスケートなどの冬季スポーツと、アイスホッケーやフィギュアスケートなどの競技が実施されました。

愛称と合言葉

大会の愛称は「ぎふ清流国体」で、2007年に一般公募から選定されました。他の候補には「清流ぎふ国体」や「岐阜わかあゆ国体」がありました。愛知県での競技には「ゆめリンク愛知国体」という名前が付けられています。また、大会合言葉「輝け はばたけ だれもが主役」は、より多くの人々が集まり、スポーツを楽しむことを促しています。This slogan was also decided through a public contest.

マスコット「ミナモ」

大会のマスコットキャラクター「ミナモ」は、岐阜県内のデザイナーによってデザインされ、2008年に披露されました。ミナモは「キラキラ輝く川の水面に住む岐阜の妖精」という設定で、水色は清流、黄色は人々の笑顔を表現しています。国民体育大会後も、岐阜県のマスコットとして活躍し、FC岐阜の応援マスコットとしても起用されています。

大会のスケジュール

大会は、冬季スケート・アイスホッケー大会が1月28日から2月1日まで、冬季スキー大会が2月14日から17日まで行われました。また、本大会の競技は、9月29日から10月9日まで実施され、事前競技として水泳が9月13日から17日まで行われました。

沿革

2007年、岐阜県での国体開催が正式に決定された際には、さまざまなスポーツ意識向上のプロジェクトが進められました。特に、2007年8月に行われたオリンピックデーラン岐阜大会には、オリンピック出場経験者が参加し、約1500人の市民と共にジョギングを楽しむイベントが開催されました。更に、岐阜県民のスポーツ活動を促進するために、2007年9月に第1回岐阜県民スポーツ大会も実施されました。

実施された競技

大会では多種多様な競技が行われ、水泳競技では少年男子Aの200m平泳ぎで世界新記録が樹立されました。これは国体の水泳競技における64年ぶりの記録更新でもあり、全国的な関心を集めました。また、アイスホッケーやスピードスケートも愛知県で盛況に行われ、観客を魅了しました。

関連項目

この大会は、岐阜国体やFC岐阜、ぎふ清流ラガーズなど、さまざまな関連団体と結びついています。地元のスポーツ文化を深めるための貴重な機会を提供しました。遠方からの参加者や観客も多く、地域の振興に貢献するイベントとして位置づけられています。

大会終了後、岐阜県は地域活性化やスポーツ振興のために、引き続きさまざまな取り組みを進めていく意向を示しています。

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