第67回NHK紅白歌合戦

2016年 12月31日、午後7時15分から午後11時45分まで放送された「第67回NHK紅白歌合戦」は、「夢を歌おう」をテーマにした華やかなイベントでした。このテーマは、2019年の第70回まで通用する共通テーマとして設定されたもので、過去に共通テーマが制定されたのは第58回から第60回までの間以来でした。

開催に向けた準備

この紅白歌合戦は、9月8日に開催が発表されました。これに伴って東京オリンピック・パラリンピックに向けてのテーマが設けられました。11月12日には、紅組の司会には有村架純が、白組の司会には相葉雅紀が任命され、12月までの動きが続きました。また、出場歌手の発表も11月24日に行なわれ、武田真一が総合司会に就任しました。12月に入ると、スペシャルゲストの登場や曲目の発表、ゲスト審査員の公表が相次ぎました。

特に注目されたのは、年内に解散するSMAPが出演を辞退し、そのニュースが世間を賑わせた点です。番組への期待が高まる中、最終的に48組のアーティストが出場することとなりました。

当日の演出

ステージのセットは、巨大な雪のかまくらをイメージし、2階席には特別な「ルーフステージ」が設置されました。入場する際にはタモリとマツコ・デラックスによる寸劇が繰り広げられ、観客の期待感を盛り上げました。パフォーマンスが開始されると、レパートリーの多様性が観客の視線を奪いました。

紅組のPUFFYから始まり、多数のアーティストが登場しました。AAAのステージでは観客も参加してタオルを回す演出があり、初出場の欅坂46は一体感あふれるパフォーマンスを披露しました。また、椎名林檎は東京都新宿区の都民広場から生中継でパフォーマンスし、盛り上がりを見せました。

競技の後半

後半になると、さらにエネルギーが高まり、RADWIMPSが映画『君の名は。』の名場面を通じて歌を届ける等、視聴者を引き込む演出が続きました。福山雅治や星野源などの人気アーティストのパフォーマンスも見どころとなり、新垣結衣が星野源の歌唱に感動し、共演する一幕もありました。

審査と結果

視聴者や会場の観客による審査結果が発表され、初めは紅組がリードを見せていました。しかし、白組は後半に大逆転を果たし、最終的な結果は白組が圧倒的にリードする展開となりました。ところが、ゲスト審査員の投票により紅組が勝利を収めるという波乱の結末を迎えました。これにより紅組は2連勝を達成し、視聴者やファンの間での議論が巻き起こることとなりました。

まとめ

第67回NHK紅白歌合戦は多様なアーティストと観客が共に楽しむお祭りの様相を呈し、夢に満ちた瞬間が連続する素晴らしいイベントとなりました。視聴率も好調で、多くの人々が年末の風物詩として楽しむ特別な一夜が展開されたのです。

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