第7回日本フットボール優勝大会

第7回日本フットボール優勝大会概要

1924年1月から2月にかけて、大阪毎日新聞の企画により、宝塚グラウンドで第7回日本フットボール優勝大会が行われました。この大会は、サッカー部門とラグビー部門に分かれて競技され、特にサッカー部門では多くの強豪校が参加しました。

サッカーの部

今大会には初出場となる4校を含む、合計18校が参加しました。毎年恒例となった大会は、この年から1月に開幕し、2月11日に決勝戦が開催されました。また、サッカー部門は第3回大会以降、1月にスタートする形が確立されたことで、観客も多く集まりました。

決勝戦の舞台は盛大に設定され、御影師範と京都師範が対戦しました。試合は前半3分に御影師範が先制点を挙げましたが、35分に京都師範の小野選手が40メートルを独走し、最後は今川選手が同点ゴールを決めました。しかし、その直後に御影師範が勝ち越しを果たし、さらに後半には3ゴールを追加し、最終的に5-1の圧倒的なスコアで勝利しました。これにより御影師範は7連覇を成し遂げ、全国高等学校サッカー選手権大会においても最多記録として名を残しました。

参加チーム

以下の学校が参加しました：

• - 滋賀師範（滋賀・初出場）
• - 京都師範（京都・7年連続7回目）
• - 京都二商（京都・初出場）
• - 桃山中（大阪・3年連続3回目）
• - 天王寺師範（大阪・3年連続3回目）
• - 堺中（大阪・7年連続7回目）
• - 明星商（大阪・7年連続7回目）
• - 岸和田中（大阪・3年連続4回目）
• - 大阪工（大阪・3年連続3回目）
• - 高津中（大阪・初出場）
• - 市岡中（大阪・4年連続4回目）
• - 甲陽中（兵庫・3年連続3回目）
• - 御影師範（兵庫・7年連続7回目）
• - 神戸商（兵庫・初出場）
• - 神戸一中（兵庫・7年連続7回目）
• - 姫路師範（兵庫・7年連続7回目）
• - 神戸二中（兵庫・3年連続4回目）
• - 奈良師範（奈良・7年連続7回目）

試合結果

• - 1回戦

- 甲陽中 3 - 0 桃山中
- 京都師範 4 - 0 天王寺師範

• - 2回戦

- 奈良師範 3 - 0 堺中
- 御影師範 2 - 1 明星商
- 神戸商 1 - 0 岸和田中
- 大阪工 1 - 0 神戸二中
- 高津中 1 - 0 滋賀師範
- 神戸一中 1 - 0 姫路師範
- 甲陽中 6 - 0 京都二商
- 京都師範 5 - 0 市岡中

• - 準々決勝

- 京都師範 3 - 0 甲陽中
- 神戸一中 3 - 0 大阪工
- 御影師範 6 - 0 奈良師範
- 神戸商 3 - 2 高津中

• - 準決勝

- 京都師範 0 - 0(延長・CK1 - 0) 神戸一中
- 御影師範 1 - 0 神戸商

• - 決勝

- 御影師範 5 - 1 京都師範

ラグビーの部

ラグビーでは同志社中、立命館中、京一商、京都中という参加チームが揃い、熱戦が繰り広げられました。同志社中は6年連続での出場を果たし、強豪の名を持っていました。試合の結果、同志社中が5年連続で優勝し、その強さを改めて示しました。

試合結果

• - 1回戦

- 同志社中 28-3 立命館中
- 京都中 0-43 京一商

• - 決勝

- 同志社中 6-0 京一商

この大会は日本のスポーツ界において、特にサッカーとラグビーの重要な歴史的な出来事として記憶され、多くのスポーツファンに影響を与えました。

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