第7飛行隊 (陸上自衛隊)

陸上自衛隊 第7飛行隊

第7飛行隊は、北海道札幌市東区の丘珠駐屯地に駐屯する陸上自衛隊の部隊です。第7師団隷下の航空科部隊として、その機動力を活かし、師団の作戦遂行に不可欠な役割を担っています。隊長は2等陸佐が務め、隊員たちは「やるときはやる」というモットーのもと、日々の訓練に励んでいます。

歴史

第7飛行隊の歴史は、1961年（昭和36年）2月に第7航空隊として編成されたことから始まります。その後、1962年（昭和37年）8月には第7飛行隊に改称し、北部方面飛行隊に編合されました。この編合により、北部方面隊全体の航空戦力の一翼を担うこととなります。そして1994年（平成6年）3月、第7師団隷下となり、現在に至ります。この隷属変更は、第7師団の機動力を高める上で重要な転換点となりました。

主要装備

第7飛行隊は、多用途ヘリコプターであるUH-1Jを主要装備として運用しています。UH-1Jは、人員輸送、物資輸送、偵察など多岐にわたる任務に対応可能であり、第7飛行隊の活動を支える重要な機材です。高い汎用性と信頼性により、さまざまな作戦環境下でその能力を発揮します。

歴代使用機

第7飛行隊は、過去に様々な機種の航空機を運用してきました。

L-19: 連絡偵察機として運用され、初期の部隊活動を支えました。
H-13: 軽ヘリコプターとして、人員輸送や偵察任務に活躍しました。
OH-6J: 観測ヘリコプターとして、作戦地域での情報収集に貢献しました。
OH-6D: OH-6Jの改良型で、観測能力の向上が図られました。
UH-1B: 多用途ヘリコプターとして、人員輸送や物資輸送に運用されました。
UH-1H: UH-1Bの改良型で、輸送能力や信頼性が向上しました。
* UH-1J: 現在の主要装備であり、多目的に運用されています。

これらの歴代使用機は、第7飛行隊の歴史とともに、日本の航空技術の進歩を物語っています。特に、UH-1シリーズは長年にわたり、部隊の主力として活躍してきました。


第7飛行隊は、北海道の厳しい気象条件の中でも、常に任務を遂行できるよう、日々訓練を重ねています。隊員一人ひとりが高い技能と責任感を持ち、北部方面隊、ひいては日本の防衛に貢献しています。

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