第71回国民体育大会

第71回国民体育大会希望郷いわて国体について

2016年に開催された第71回国民体育大会希望郷いわて国体は、岩手県で行われた大規模なスポーツイベントです。この大会は、1970年の第25回国民体育大会みちのく国体以来、46年ぶりに同県で実施されました。大会は、1月から2月にかけて行われた冬季大会と、10月に行われる本大会からなる「完全国体」として実施され、1995年の福島県国体以来21年ぶりの開催となりました。

大会のスローガンとマスコット

全体を通してのスローガンは「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」であり、岩手県の観光キャラクターでもある「わんこきょうだい」が公式マスコットとして親しまれました。

冬季大会の実施

スケート・アイスホッケー競技会

冬季大会の一環として、スケート競技会とアイスホッケー競技会が2016年1月27日から31日にかけて行われました。競技は盛岡市、花巻市、二戸市の各会場で実施され、スピードスケートやフィギュアスケート、アイスホッケーといった多様な種目が展開されました。具体的な実施場所は以下のとおりです。

• - スピードスケート：岩手県営スケート場（盛岡市）
• - フィギュアスケート：盛岡市アイスアリーナ（盛岡市）
• - ショートトラック：岩手県立県北青少年の家スケート場（二戸市）
• - アイスホッケー：盛岡市アイスリンク、盛岡市アイスアリーナ、石鳥谷アイスアリーナ（花巻市）

スキー競技会

また、スキー競技会は2月20日から23日にかけて八幡平市で行われ、霊峰八幡平を背景に、多くのスキーヤーたちが集まり盛り上がりました。

本大会のスケジュール

本大会は10月1日から10月11日の間に行われ、9月には水泳競技が先行して実施されました。これにより、本大会は冬季大会を含む国体全体としての一体感が生まれました。

実施競技の多様性

国体本大会ではトライアスロンが正式競技として採用されたことも注目されます。競技は広範囲に渡る会場で行われ、多くの球技や個人競技が盛況を呈しました。

障害者スポーツ大会の開催

更に、10月22日から24日には第16回全国障害者スポーツ大会が同じ岩手県で行われ、開閉会式は北上総合運動公園陸上競技場にて開催されました。この大会でも多くの競技が実施され、特別競技としてビリヤードなどのオープン競技も行われました。

天皇杯・皇后杯の結果

競技の結果、天皇杯は東京都が優勝しましたが、開催県である岩手県は惜しくも2位に留まりました。皇后杯においても東京都が優勝し、岩手県が2位となり、今大会は強豪都道府県により白熱した大会となりました。

結論

第71回国民体育大会希望郷いわて国体は、岩手県の地域活性化を促進する重要な役割を果たしました。多様な競技や感動あふれる瞬間が訪れたこの大会は、参加者や観客にとって忘れられない体験となったことでしょう。今後のスポーツイベントにも大いに期待が寄せられます。

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