第73回全国高等学校野球選手権大会

第73回全国高等学校野球選手権大会

第73回全国高等学校野球選手権大会は、1991年8月8日から8月21日まで阪神甲子園球場にて開催された、高校球児たちの熱い戦いです。

大会の概要

この大会で最も注目を集めたのは、大阪桐蔭高校の快進撃でした。創部からわずか4年という短期間で甲子園初出場を果たし、見事初優勝を成し遂げたのです。これは大会史上最速の記録として、今も語り継がれています。

また、沖縄水産高校も2年連続で決勝戦に進出。しかし、悲願の沖縄県勢初優勝はなりませんでした。決勝後には、沖縄水産のエース大野倫投手が肘を疲労骨折した状態で全試合を完投していたことが判明し、大きな問題となりました。

本大会から、49番目に登場する学校の対戦相手を組み合わせ抽選会で事前に決定する方式が導入されました。また、甲子園球場の外野後方に設置されていたラッキーゾーンが、今大会をもって撤去されることになりました。

試合結果

以下に、今大会の試合結果の一部を紹介します。

1回戦

8月8日: 柳ヶ浦 8 - 1 新潟明訓、沖縄水産 4 - 3 北照、明徳義塾 6 - 0 市岐阜商
8月9日: 我孫子 5 - 0 米子東、学法石川 3 - 2 智弁和歌山、弘前実 6 - 2 川之江、池田 5 - 4 国学院久我山（延長10回）
8月10日: 松商学園 6 - 2 岡山東商、佐賀学園 3x - 2 春日部共栄（延長10回）、八幡商 3 - 2 富山商、専大北上 3 - 2 村野工
8月11日: 天理 4 - 1 宇都宮学園、柳川 6 - 1 米沢工、帝京 8 - 5 福井、桐蔭学園 4 - 2 熊本工
8月12日: 西条農 4x - 3 東北、宇部商 2 - 0 東邦、秋田 4x - 3 北嵯峨

2回戦

8月13日: 竜ヶ崎一 5 - 4 益田農林、鹿児島実 5 - 3 旭川工、星稜 4 - 3 市沼津、市川 6x - 5 瓊浦
8月14日: 大阪桐蔭 11 - 3 樹徳、四日市工 8 - 4 延岡学園、帝京 13 - 0 坂出商、我孫子 6 - 3 西条農
8月15日: 桐蔭学園 5 - 1 柳ヶ浦、松商学園 8 - 3 八幡商、宇部商 8 - 3 学法石川、柳川 10 - 3 専大北上
8月16日: 沖縄水産 6 - 5 明徳義塾、池田 13 - 4 弘前実、佐賀学園 3 - 1 天理

（3回戦以降、準々決勝、準決勝、決勝の結果は省略）

大会を彩った選手たち

今大会も、数多くのスター選手が誕生しました。それぞれの選手が、甲子園の舞台で輝きを放ち、多くの感動を与えてくれました。

その他の情報

主催: 朝日新聞社、日本高等学校野球連盟
使用球場: 阪神甲子園球場

関連項目

第21回明治神宮野球大会
* 第63回選抜高等学校野球大会

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