第73回国民体育大会

第73回国民体育大会

第73回国民体育大会（通称：国体）は、2018年に日本の福井県で開催されました。この大会は、50年ぶりに福井県で行われることになり、冬季大会は山梨県、神奈川県、新潟県の3つの県で実施されました。大会の愛称は「福井しあわせ元気国体」で、スローガンは「織りなそう 力と技と美しさ」とされました。また、大会のマスコットキャラクターには「はぴりゅう」が就任しました。

冬季大会

冬季大会は、2018年の1月から2月にわたる期間で開催され、競技は以下のように各県で行われました。山梨県ではスケート、神奈川県ではアイスホッケー、新潟県ではスキー競技が行われました。特に、スケート競技は「富士の国やまなし国体」とし、スローガンも設けられました。

マスコットとスローガン

• - スケート競技: マスコットは武田菱丸。
• - アイスホッケー: スローガンは「輝け！氷上の戦い！」、マスコットはかながわキンタロウ。
• - スキー競技: 新潟県では、スローガン「銀世界 跳ねて 駆けて かがやいて」ほかとともに、マスコットレルヒさんも親しまれました。

本大会

本大会は9月29日から10月9日の11日間にわたり行われ、正式競技の会期は多岐にわたります。先行して水泳やハンドボールなど、複数の競技が9月に行われました。福井県では以下の競技が実施され、各地の体育館や運動場を利用しました。

• - 総合開閉会式・陸上競技: 福井県営陸上競技場
• - 競泳: 敦賀市総合運動公園プール
• - ボクシング: 福井県産業会館
• - バスケットボール: 福井県営体育館

この他にも、多くの競技が県内の様々な場所で行われ、特にソフトボールやテニスなどが人気を博しました。また、福井県は天皇杯と皇后杯での成績も優秀で、福井県は天皇杯を受賞したのは1968年の第23回以来で、皇后杯は初めての受賞となりました。

全国障害者スポーツ大会

国体の後には、全国障害者スポーツ大会も開催され、愛称は国体と同じ「福井しあわせ元気大会」に設定されました。この大会の期間は、10月13日から15日までの3日間であり、さまざまな競技が行われます。

このように、2018年の国民体育大会は福井県とその他の地域での競技を通じて、多くの人々に感動と興奮をもたらしました。また、ここでの開催は、日本スポーツ協会の名称変更とも重なり、国体は2023年から「国民スポーツ大会」として新しい歴史を刻むことが決定しました。テニスや陸上競技の盛り上がりなど、今後も国体の様々な試みが期待されます。

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