第75回都市対抗野球大会予選

第75回都市対抗野球大会予選の記録

第75回都市対抗野球大会は、全国各地の予選を勝ち抜いた精鋭たちが集う、社会人野球最高峰の舞台です。本記事では、その栄光の本戦出場権をかけた、全487試合に及ぶ予選の記録をまとめています。この予選では、各地域で特色ある方式が採用され、数多くのドラマが生まれました。代表決定戦以外のコールドゲームや延長戦のイニング詳細は割愛されていますが、予選全体を通じて展開された熱戦の様子をたどります。

各地区の予選を勝ち抜いたチームたち

日本各地は複数の地区に分かれており、それぞれの地区で本戦出場枠を争います。多くの地区では、まず地域内のクラブチームなどによる1次予選が行われ、これを勝ち抜いたチームが企業チームなどが参加する2次予選へと進出します。2次予選では、トーナメント戦やリーグ戦などを経て、本戦出場チームが決定されます。

北海道地区

1次予選を勝ち抜いたチームに主要チームが加わり、2次予選の代表決定リーグ戦が開催されました。NTT北海道が激しい戦いを制し、本戦出場権を獲得しました。

東北地区

各県での1次予選の後、東北2次予選では予選リーグを経てトーナメント戦が実施されました。七十七銀行、JR東日本東北、JTの3チームが全国大会への切符をつかみました。

北関東地区

群馬、栃木、茨城の各県予選を突破したチームと主要チームが、2次予選の代表決定リーグ戦で対戦しました。その結果、富士重工業が3戦全勝、日立製作所が2勝1敗で、それぞれ本戦出場を決めました。

南関東地区

埼玉、千葉、山梨の予選から勝ち上がったチームが2次予選へ進出。トーナメントとリーグ戦を組み合わせた方式で、日本通運とホンダが本戦出場を果たしました。JFE東日本は、敗者復活から関東地区代表決定戦への進出となりました。

東京地区

1次予選を勝ち抜いたクラブチームと企業チームによる2次予選トーナメント。シダックス、NTT東日本、鷺宮製作所が本戦代表の座を射止めました。東京ガスは関東地区代表決定戦へ進みました。

神奈川地区

社会人野球の強豪が集まるこの地区では、東芝と日産自動車が激戦を勝ち抜き、本戦出場を決めました。三菱重工横浜硬式野球クラブは、惜しくも代表決定戦で敗れ、関東地区代表決定戦へ回りました。

関東地区代表決定戦

南関東、東京、神奈川の各地区2次予選で代表権を逃したチームに与えられた最後のチャンス。3チームによるリーグ戦が行われ、JFE東日本が本戦出場最後の1枠を勝ち取りました。

東海地区

多くの参加チームを擁する東海地区は、予選リーグ、トーナメント、そして順位決定リーグと、複雑な方式で予選が進行しました。最終的に、ヤマハ、トヨタ自動車、西濃運輸、JR東海、王子製紙、三菱重工名古屋の6チームが本戦代表となりました。

北信越地区

新潟、長野、富山の各県1次予選後、2次予選は予選リーグと決勝トーナメントで実施されました。NTT信越硬式野球クラブが代表決定戦を制し、本戦出場を決めました。

京滋奈地区

滋賀、京都、奈良の予選を勝ち抜いたチームによる2次予選。予選リーグを経て行われた代表決定リーグ戦では、日本新薬が全勝で本戦出場を決めました。ニチダイは近畿地区代表決定戦へ進みました。

阪和地区

大阪と和歌山のチームによる予選。2次予選のトーナメントを勝ち抜いた日本生命、松下電器、NTT西日本の3チームが本戦代表となりました。大阪ガスは近畿地区代表決定戦へ回りました。

兵庫地区

県予選を勝ち抜いた三菱重工神戸が本戦出場を決定しました。全播磨硬式野球団は近畿地区代表決定戦へ進出しました。

近畿地区代表決定戦

京滋奈、阪和、兵庫の各地区で代表を逃したチームが、最後の1枠をかけてリーグ戦を行いました。大阪ガスがこの枠を勝ち取り、本戦出場を決めました。

中国地区

岡山、広島、山口の1次予選後、2次予選は予選リーグと代表決定トーナメントを実施。三菱自動車水島クラブとリースキンの2チームが本戦出場権を獲得しました。

四国地区

リーグ戦形式で予選が実施され、本戦出場1枠を争いました。予選リーグ、代表決定対抗戦を勝ち抜いた四国銀行が代表となりました。

九州地区

福岡、沖縄の1次予選を経て行われた2次予選はトーナメント方式。JR九州と日産自動車九州が激しい戦いを制し、本戦への切符を手にしました。

予選を終えて

全国各地で繰り広げられた熱戦を経て、それぞれの地区の代表チームが決定しました。予選で経験した戦いは、本戦での力となることでしょう。地域と会社の誇りを胸に、東京ドームでのさらなる活躍が期待されます。この予選記録は、本戦に至るまでの各チームの懸命な努力とドラマの証です。

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