第76回全国高等学校サッカー選手権大会

第76回全国高等学校サッカー選手権大会

第76回全国高等学校サッカー選手権大会は、1997年の年末から1998年の初めにかけて行われた重要な大会です。大会は1997年12月30日に幕を開け、1998年1月8日までの10日間にわたって繰り広げられました。特に1月8日の決勝戦は、雪が降る中で行われたことから「雪の決勝」として記憶に残っています。

大会の概要

大会のキャッチフレーズは「ここから、夢がはじまる」です。これは高校サッカーの選手たちにとって、将来の夢への入り口とする意味が込められています。開会式は12月30日に行われ、その後も順調に進みました。具体的な日程は以下の通りです。

• - 開会式: 1997年12月30日
• - 1回戦: 1997年12月31日
• - 2回戦: 1998年1月2日
• - 3回戦: 1998年1月3日
• - 準々決勝: 1998年1月5日
• - 準決勝: 1998年1月7日
• - 決勝: 1998年1月8日

大会では、様々な会場が利用されました。特に準決勝と決勝は国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で行われ、その他の試合は千葉県総合運動場陸上競技場や埼玉県大宮公園サッカー場など各地のサッカー場で実施されました。

出場校と試合結果

この大会に出場した学校は数多く、選手たちは熱戦を繰り広げました。各ラウンドの試合は以下のようでした。

準決勝

• - 帝京 2 - 0 藤枝東
• - 丸岡 1 - 3 東福岡

決勝

• - 帝京 1 - 2 東福岡

決勝戦では東福岡が帝京に勝利を収め、見事なパフォーマンスを披露しました。特に注目を集めたのは、得点王の金古聖司（東福岡）と河村優（藤枝東）で、彼らはそれぞれ5得点を挙げました。これにより、両選手は大会のヒーローとなりました。

主な出場選手

この大会には多くの才能ある選手が出場しており、将来的にプロへと進んだ選手も多いです。以下は一部の主な選手です。

FW

• - 木島良輔: 帝京からプロチームの横浜FMや他チームを経て、多くの経験を積んできました。
• - 巻誠一郎: 大津高校から駒澤大学を経てプロへ進出し、国内外で活躍。

MF

• - 本山雅志: 東福岡出身で、その後のキャリアを鹿島アントラーズで積みました。
• - 中田浩二: 帝京高校を卒業後、国際舞台でも活躍した名選手です。

DF

• - 金古聖司: 東福岡から鹿島へと進み、その後も多くのチームでプレーしました。
• - 千代反田充: 東福岡から筑波大学を卒業し、Jリーグでキャリアを築きました。

まとめ

第76回全国高等学校サッカー選手権大会は、厳しい寒さの中で行われたドラマ溢れる大会でした。選手たちのたゆまぬ努力と情熱が、多くの人々の記憶に残る名勝負を生み出しました。この大会は高校サッカーの魅力を改めて感じさせてくれるものであり、未来のサッカー界を担う選手たちの成長の場でもありました。

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