第82回全国高等学校サッカー選手権大会

第82回全国高等学校サッカー選手権大会

第82回全国高等学校サッカー選手権大会は、2003年12月30日から2004年1月12日までの14日間にわたり開催されました。この大会は、日本の高校サッカー界において非常に重要なイベントの一つであり、数々の記録やドラマを生み出しました。

概要と日程

大会のスタートを告げる開会式は、2003年の最終日、12月30日に行われ、これに続いて開幕戦が開催されました。大会の日程は次の通りです。

• - 11月16日: 全代表校決定
• - 11月17日: 全国大会抽選会（日本テレビ）
• - 12月30日: 開会式・開幕戦（1回戦）
• - 12月31日: 1回戦
• - 1月2日: 2回戦
• - 1月3日: 3回戦
• - 1月5日: 準々決勝
• - 1月7日: 準決勝
• - 1月12日: 決勝戦

大会では国立霞ヶ丘競技場陸上競技場をはじめ、東京都内や埼玉県の各競技場が使用され、特に準決勝と決勝はこの国立霞ヶ丘競技場で行われました。

レギュレーションの変更

今大会の特筆すべき点は、決勝戦の試合時間が前後半45分、合計90分に設定されたことです。これにより、試合展開がより戦略的になり、観客を魅了するゲームが展開されました。

出場校と試合結果

多くの強豪校が参加し、熱戦が繰り広げられました。特に得点王には平山相太選手（国見）が輝き、9得点を挙げたことで2年連続の栄冠を手にしました。これは選手権史上初の記録であり、通算得点17点というのも最多記録となりました。

本大会の優秀選手に名を連ねた選手たちは、実力派ばかりで、各ポジションで活躍した選手が選ばれました。特に、平山相太やカレン・ロバート、兵藤慎剛といったプレイヤーが注目されました。

大会の記録

第82回大会は多くの記録が生まれた大会として知られています。国見高校は、決勝戦への連続進出が戦後最多の4回に達し、得点王輩出も4年連続となり、優勝回数も6回と戦後最多タイという驚異的な成績を収めました。また、国立における得点数も増え、決勝戦での6点差は史上最多タイとなりました。

さらに、中村北斗選手（国見）が3年連続での決勝戦出場を果たし、これは戦後の選手権史上で唯一の快挙として称賛されました。

主な選手たち

この大会で輝いた選手たちは、後にプロサッカー界でも活躍することとなります。平山相太選手は筑波大学を経て、プロ入りを果たし、カレン・ロバート選手や豊田陽平選手もそれぞれの道を歩みました。特に、平山選手は日本代表としても活躍し、将来への期待が寄せられています。

まとめ

第82回高等学校サッカー選手権大会は、競技のレベルの高さと選手の成長を感じることができる素晴らしいイベントでした。今大会の記録や選手たちの活躍は、高校サッカーの魅力を再確認させてくれるものでした。これからも、次の世代の選手たちがこの大会を通じて成長し、新たな伝説を築いていくことが期待されます。

もう一度検索