第89回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会

第89回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会

2022年に開催された第89回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会は、9月から12月の間に行われました。この大会は、新型コロナウイルスの影響による昨年までの縮小開催から脱却し、全47都道府県の代表チームが参加する形での開催となった点が大きな特徴です。

大会の概要

大会の主催は日本バスケットボール協会であり、共同通信社が共催、各都道府県のバスケットボール協会とともに、段階的に開催されました。1次ラウンドは9月17日から19日の間に行われ、全国の予選を勝ち抜いた47チームが集結しました。これに続く2次ラウンドは12月3日から4日に実施され、1次ラウンドの勝者とWリーグチームが対戦。最終的なファイナルラウンドは12月14日から18日にかけて、国立代々木競技場第二体育館で行われました。

1次ラウンドと参加チーム

1次ラウンドは、各地域ごとに東日本、中日本、西日本の3大会に分かれて実施されました。東日本大会は北海道の北海きたえーる、中日本大会は大阪府岸和田市の岸和田市総合体育館、西日本大会は徳島県鳴門市のアミノバリューホールで開催されました。47の都道府県から選出されたチームが熱戦を繰り広げました。

2次ラウンドの展開

2次ラウンドでは、1次ラウンドを勝ち抜いた13チームとWリーグの14チーム、計27チームが出場しました。神奈川県平塚市のトッケイセキュリティ平塚総合体育館、大阪府堺市の堺市立大浜体育館、愛媛県松山市の愛媛県総合運動公園体育館が会場として使用され、さらに白熱した試合が展開されました。

ファイナルラウンド

ファイナルラウンドに駒を進めたのは、2次ラウンドを勝ち抜いた8チームです。12月14日から18日の間、東京の国立代々木競技場第二体育館で決勝トーナメントが行われ、準々決勝、準決勝、そして決勝が繰り広げられました。

大会の成果

個人賞では、MVPに渡嘉敷来夢選手が選ばれ、2大会ぶり2回目の栄誉を手にしました。また、ベスト5には3名のENEOS選手が名を連ね、デンソーからは2名が選出されるなど、Wリーグチームが強さを見せつけました。特に渡嘉敷選手は、連続12回目の受賞を果たし、圧倒的な存在感を示しました。

結論

第89回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会は、全47都道府県から集った選手たちが繰り広げる熱戦であると同時に、日本バスケットボール界の発展と活力を象徴するイベントでした。今回の大会は、選手たちのパフォーマンスだけでなく、観客も熱く応援する姿が印象的で、次回の大会への期待を高めるものでした。

もう一度検索