第90回都市対抗野球大会予選

第90回都市対抗野球大会 地区予選記録

第90回都市対抗野球大会本戦への出場権をかけて、全国各地で熱戦が繰り広げられました。各地区で行われた1次予選、そして代表決定がかかる2次予選の激しい戦いの軌跡を振り返ります。

北海道地区予選

北海道地区では、まず1次予選が行われ、JR北海道硬式野球クラブ、日本製鉄室蘭シャークス、航空自衛隊千歳、ウイン北広島の4チームが2次予選への進出を決めました。続く2次予選はリーグ戦形式で争われ、日本製鉄室蘭シャークスが全勝で代表権を獲得し、本大会出場を決めました。

東北地区予選

東北地区は、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の各県で1次予選を実施。各県予選を勝ち抜いたチームが東北地区2次予選に集結しました。2次予選では、JR東日本東北がきらやか銀行を第1代表決定戦で破り、代表権を獲得。敗者復活戦を勝ち上がったきらやか銀行が第2代表に、七十七銀行が第3代表となり、3チームが本大会への切符を手にしました。

北信越地区予選

北信越地区では、新潟、富山・石川・福井、長野の各県・ブロックで1次予選が行われ、バイタルネットやロキテクノベースボールクラブ、信越硬式野球クラブなどが2次予選に進出しました。2次予選では、信越硬式野球クラブが決勝戦で千曲川公式野球クラブを接戦の末破り、本大会出場を決めました。

北関東地区予選

茨城、栃木、群馬の各県で1次予選が行われ、日本製鉄鹿島、日立製作所、SUBARU、エイジェックなどが2次予選へ進みました。北関東地区2次予選では、日本製鉄鹿島が日立製作所との決勝戦を制して第1代表に。敗者復活戦からは日立製作所が勝ち上がり、第2代表として本大会出場を決めました。

南関東地区予選

埼玉、千葉の各県1次予選を経て、日本通運、Honda、JFE東日本、日本製鉄かずさマジックなどが南関東地区2次予選へ進出しました。2次予選の第1代表決定戦では、JFE東日本がHondaを下して代表権獲得。第2代表はHonda、第3代表には日本通運が入り、この3チームが本大会出場権を得ました。

東京地区予選

多くの強豪がひしめく東京地区。1次予選を勝ち抜いたREVENGE99、THINKフィットネス・GOLD'S GYMベースボールクラブなどが2次予選に進みました。東京地区2次予選は激しいトーナメントとなり、鷺宮製作所が第1代表に。NTT東日本が第2代表、JR東日本が第3代表、そして明治安田生命が第4代表として、4チームが本大会出場権を掴みました。

西関東地区予選

神奈川、山梨の各県1次予選を勝ち抜いたチームとシードチームが西関東地区2次予選で対戦。三菱日立パワーシステムズ（現：ENEOS）、東芝、JX-ENEOS（現：ENEOS）の3チームによる代表決定リーグ戦が行われ、三菱日立パワーシステムズと東芝が本大会出場を決めました。

東海地区予選

静岡、愛知、岐阜・三重の各県・ブロック1次予選を突破したチームなどが東海地区2次予選に臨みました。本大会出場枠が7と多い東海地区は、複雑なトーナメント形式で争われました。ヤマハが第1代表、東邦ガスが第2代表、Honda鈴鹿が第3代表、三菱自動車岡崎が第4代表、トヨタ自動車が第5代表、王子が第6代表、そしてJR東海が第7代表となり、混戦を勝ち抜いた7チームが本大会出場を決めました。

近畿地区予選

滋賀、京都、奈良、大阪・和歌山、兵庫の各県・ブロックで1次予選を実施し、勝ち上がったチームとシードチームが近畿地区2次予選に集結しました。6つの代表枠を争う2次予選は、三菱重工神戸・高砂が第1代表、日本製鉄広畑が第2代表、NTT西日本が第3代表、日本新薬が第4代表、日本生命が第5代表、そしてパナソニックが第6代表となり、この6チームが本大会への出場権を獲得しました。

中国地区予選

岡山・島根、広島、山口の各県・ブロック1次予選を経て、シティライト岡山、JR西日本、伯和ビクトリーズ、JFE西日本などが2次予選へ進みました。2次予選は予選リーグと決勝トーナメント形式で行われ、JFE西日本が第1代表、シティライト岡山が第2代表として、2チームが本大会出場を決めました。

四国地区予選

四国地区は、JR四国、四国銀行、松山フェニックス、アークバリアの4チームが1次予選リーグを戦い、全チームが2次予選へ進みました。2次予選の決勝戦では、JR四国が松山フェニックスに大勝し、四国地区代表として本大会出場を決めました。

九州地区予選

福岡、中九州、南九州、沖縄の各県・ブロックで1次予選が行われ、JR九州、西部ガス、Honda熊本、沖縄電力などが2次予選に進出。九州地区2次予選はトーナメント形式で行われ、Honda熊本が第1代表、JR九州が第2代表、そして宮崎梅田学園が第3代表として、3チームが本大会への出場権を獲得しました。

これらの地区予選を勝ち抜いた精鋭たちが、都市対抗野球大会本戦で熱い戦いを繰り広げました。各地区の予選結果詳細はこの記録の通りです。

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