笹原富美雄(ささはら ふみお、
1945年3月28日 - )は、
北海道出身の日本の著名な
柔道家です。
学生時代
笹原は天理高校に進学し、
柔道の実力を磨きました。高校時代にはインターハイに出場し、重量級で見事3位入賞を果たしました。この成績を機に、笹原は
柔道界で注目を集める存在となっていきます。
その後、笹原は
天理大学に進学し、さらに
柔道に打ち込みました。大学在学中には、全日本学生選手権大会に出場し、重量級で優勝を飾りました。学生
柔道の頂点を極めたことで、笹原の名は広く知れ渡ることとなりました。
1966年には、学生を対象とした国際大会である世界学生選手権大会に出場しました。軽重量級で見事優勝を果たし、無差別級でも2位入賞という輝かしい成績を収めました。この活躍を通じて、笹原は国際舞台でも通用する実力を持つことを証明しました。
社会人時代
大学卒業後、笹原は社会人となり、実業団の
柔道部に所属しながら競技を続けました。
1969年には、全日本選抜体重別選手権大会(軽重量級)で優勝を果たしました。同年、世界選手権大会(軽重量級)でも優勝し、世界チャンピオンの座を獲得しました。
1970年にも全日本選抜体重別選手権大会(軽重量級)で優勝しました。
1971年には、世界選手権大会(軽重量級)で再び優勝し、世界選手権二連覇という偉業を達成しました。
これらの実績から、笹原は
1972年のミュンヘンオリンピックでの金メダル獲得が有力視されていました。しかし、本番では2回戦で敗退し、メダルを獲得することはできませんでした。オリンピックでのメダル獲得は叶いませんでしたが、笹原は日本の
柔道界に大きな足跡を残しました。
1972年にも全日本選抜体重別選手権大会(軽重量級)で優勝しています。
笹原富美雄は、その卓越した
柔道技術と数々の輝かしい実績により、日本の
柔道史に名を刻む偉大な
柔道家として、人々の記憶に残り続けるでしょう。
主な戦績
1963年3月 - インターハイ(重量級) 3位
1965年6月 - 全日本学生選手権大会(重量級) 優勝
1966年6月 - 世界学生選手権大会(軽重量級) 優勝・(無差別級)2位
1969年8月 - 全日本選抜体重別選手権大会(軽重量級) 優勝
1969年10月 - 世界選手権大会(軽重量級) 優勝
1970年8月 - 全日本選抜体重別選手権大会(軽重量級) 優勝
1971年9月 - 世界選手権大会(軽重量級) 優勝
1972年7月 - 全日本選抜体重別選手権大会(軽重量級) 優勝
外部リンク
笹原富美雄 - Olympedia (英語)
笹原富美雄 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
*
笹原富美雄 - JudoInside.com (英語)