笹口悦民

笹口 悦民（ささぐち よしひと）

写真家として活躍する笹口悦民は、1970年8月8日に北海道で生まれ、東京を拠点に活動しています。彼はファッション、ビューティー、スチル写真など多岐にわたる作品を手掛けており、近年ではCMや映画の撮影監督としても注目されています。

来歴

笹口は、国内外の有名なファッション雑誌であるVOGUE、ELLE、Harper's BAZAARなどで数々のファッションおよびビューティー写真を手がけてきました。2014年には「攻殻機動隊 ARISE border:less project」の一環としてショートフィルム「FORESEEING 2027」を監督し、撮影監督としても活躍しました。2016年11月から3ヶ月間、箱根彫刻の森美術館で行った写真展「無言の恍惚」では、延べ15万人を動員する成功を収めています。

その後も、2018年から2020年にかけて歌舞伎の舞台裏をテーマにした写真展「双蝶のうたたね」を開催するなど、多様なテーマでの活動を続けています。現在、笹口はSIGNO Managementに所属しています。

雑誌・広告での作品

彼の作品は、主に以下のような雑誌や広告で見ることができます：

• - 雑誌: VOGUE、ELLE、Harper's Bazaarなどのモード雑誌
• - 広告: 日本国内ではJAL、KIRIN、Panasonic、トヨタ、Microsoftなど、グローバルでもADIDAS、GUCCI、SHISEIDO、Cartierなど名だたるブランドとコラボレーションしています。

主なモデル

笹口は、様々な著名なモデルを起用しており、ローラ、檀れい、高畑充希、水原希子、松たか子など、幅広いジャンルの著名人たちと共演しています。

展覧会の履歴

笹口の展覧会は多数開催されており、主要な作品としては以下のものが挙げられます：

• - 2002年: Le DECOギャラリー（東京）で写真展を開催
• - 2014年: INFINITY VS写真展（東京）
• - 2016年: 箱根彫刻の森美術館で「無言の恍惚」
• - 2023年: 表参道のAFRODE CLINICで「SHIZUKU〜雫〜」展

今後は、有楽町阪急メンズ館での「天使と悪魔〜『性』のない存在〜」の写真展も計画されています。

映像作品と受賞歴

映像分野でも活動を広げており、2009年にはパリ国際ファッションフィルムフェスティバルに出品、2014年にはショートムービー「FORESEEING 2027」で監督を務めました。受賞歴には、2009年の日本BtoB広告賞や、2023年のAPA AWARD入選などがあります。

出版物

また、彼は2013年に写真集「通学路」を出版するなど、写真の持つ力を多方面で発信しています。さらに、デジタルキャンバスとNFT技術を活用した新たな作品展も行っており、今後の展開が非常に楽しみです。

笹口悦民の多様な活動は、ファッション界や芸術分野において、彼の独自の視点と感性を反映した重要なものとなっています。

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