筑波大学女子ハンドボール部

筑波大学女子ハンドボール部

筑波大学女子ハンドボール部（つくばだいがく じょしハンドボールぶ）は、関東学生ハンドボール連盟に加盟している筑波大学の女子ハンドボールチームです。全国の舞台で輝かしい実績を積み重ねており、学生ハンドボール界における強豪校として広く認知されています。

歴史

チームは全日本学生ハンドボール選手権大会（通称：インカレ）を中心に、数々の栄光を勝ち取ってきました。創部以降、着実に力をつけ、1980年には初めて全国の頂点に立つ快挙を成し遂げました。この初優勝は、その後のチームの歴史を語る上で重要な一歩となりました。

さらに、1982年には東日本学生選手権を制覇し、同年のインカレでも再び優勝を飾りました。これは、チームが単なる一度の成功に終わらず、継続的に高いレベルを維持していることを証明しました。

特に注目すべきは、1990年代後半から2000年代にかけての活躍です。1998年には、16年ぶりとなるインカレ優勝を達成し、これを皮切りに翌1999年、そして2000年と前人未踏の3連覇を成し遂げました。この連続優勝は、当時の学生ハンドボール界において圧倒的な強さを示すものであり、筑波大学女子ハンドボール部の黄金期を象徴する出来事となりました。

その後もチームは全国の舞台で活躍を続け、日本のハンドボール界に大きな影響を与えています。

獲得タイトル

筑波大学女子ハンドボール部がこれまでに獲得した主なタイトルは、全日本学生ハンドボール選手権大会（インカレ）の優勝です。インカレにおいては、学生チームとして歴代有数の合計11回の優勝を記録しています。これは、チームの長きにわたる強さと安定した実力の証です。

インカレ優勝の記録は以下の通りです。

1980年
1982年
1998年
1999年
2000年
2002年
2003年
2004年
2006年
2007年
2008年

主な出身選手

筑波大学女子ハンドボール部からは、卒業後に日本の実業団チームや海外リーグで活躍する多くの優れた選手が輩出されています。以下に、その中から特に著名な選手の一部をご紹介します。（卒業年順）

山田永子 (2001年卒): オムロンで活躍した元選手です。
早船愛子 (2002年卒): 三重バイオレットアイリスやシャトレーゼといったチームでプレーした経験を持つ元選手です。
石立真悠子 (2009年卒): かつてオムロンに所属しプレーしていました。
田口舞 (2010年卒): 飛騨高山ブラックブルズ岐阜や広島メイプルレッズでプレーした元選手です。
石野実加子 (2011年卒): 元・北國銀行で活躍した選手です。
山野由美子 (2011年卒): 現在、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングに所属しています。
藤井保奈美 (2012年卒): ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングでプレーした元選手です。
加須屋朝緋 (2013年卒): スイスのGCアミチティア・チューリッヒでプレーを続けています。
川俣ゆかり (2013年卒): 現在、オムロンに所属しプレーしています。
安倍千夏 (2014年卒): ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングでプレーした元選手です。
網谷涼子 (2014年卒): デンマークのリンケビンHBに所属し活躍しています。
水田亜莉沙 (2015年卒): 元・大阪ラヴィッツの選手です。
関澤あすか (2016年卒): ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングでプレーした元選手です。
岩﨑成美 (2017年卒): 現在、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングに所属しています。
田村美沙紀 (2017年卒): 現在、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングに所属しています。
* 竹原千賀 (2019年卒): 現在、オムロンに所属しプレーしています。

これらの卒業生たちは、国内外の舞台で活躍し、筑波大学女子ハンドボール部の名を高めるとともに、後進の目標となっています。チームは今後も学生ハンドボール界をリードし、多くの才能を育成していくことが期待されています。

もう一度検索