筑波大学男子ハンドボール部

筑波大学男子ハンドボール部

筑波大学男子ハンドボール部は、関東学生ハンドボール連盟に加盟する体育会クラブです。大学ハンドボール界において長年にわたり主要な存在感を放ち、数々の実績を残してきました。

歴史

2000年代に入ると、チームは激しい競争の中で浮き沈みを経験しました。特に2000年春季リーグでは1部最下位となり、入れ替え戦での敗退を経て2部降格という苦渋を味わいました。しかし、同年の秋季リーグでは2位と巻き返し、続く入れ替え戦で国際武道大学に勝利し、わずか半年で1部復帰を果たすという粘り強さを見せました。

全日本学生ハンドボール選手権大会（インカレ）でも存在感を示し、2002年には決勝まで駒を進めましたが、惜しくも日本体育大学に敗れて準優勝となりました。

チームの大きな転換期となったのは2004年です。この年の春季リーグで10シーズンぶりとなる優勝を飾ると、秋季リーグでも連覇を達成し、関東学生リーグを席巻しました。さらに、同年のインカレでは、1983年以来21年ぶりとなる2回目の全国制覇を成し遂げました。

この勢いは翌2005年も続き、秋季リーグで再び優勝。インカレでは見事2連覇を達成し、学生ハンドボール界における黄金期を築き上げました。

その後もチームは関東学生リーグのトップグループで戦い続け、2008年春季リーグで5シーズンぶり、2015年秋季リーグでは実に15シーズンぶり、そして2016年秋季リーグで2シーズンぶり、2017年春季リーグで2連覇を果たすなど、継続的に優勝争いに絡む強豪であり続けています。

獲得タイトル

筑波大学男子ハンドボール部が獲得した主な全国タイトルは以下の通りです。

全日本学生ハンドボール選手権大会（インカレ）: 3回優勝 (1983年、2004年、2005年)

主な出身選手

筑波大学男子ハンドボール部からは、日本のハンドボール界を牽引する多くの優秀な選手や指導者が輩出されています。以下にその一部を紹介します。

西山清 (1982年卒) - 元・日新
田中茂 (1990年卒) - 豊田合成監督
大森聡 (1991年卒) - プレステージ・インターナショナル アランマーレ監督
岩永生 (2005年卒) - 大崎電気監督
藤山岳士 (2005年卒) - 元・トヨタ紡織九州
海道衛秀 (2007年卒) - 元・トヨタ紡織九州
銘苅淳 (2008年卒) - 北陸電力
田中雄大 (2009年卒) - 大同特殊鋼
木切倉真一 (2010年卒) - トヨタ車体
樋口睦 (2010年卒) - 豊田合成
久保侑生 (2011年卒) - 大同特殊鋼
出村直嗣 (2011年卒) - 豊田合成
菅野純平 (2014年卒) - トヨタ車体
加藤芳規 (2015年卒) - トヨタ車体
楳木武士 (2017年卒) - トヨタ自動車東日本
岡松正剛 (2017年卒) - トヨタ紡織九州
田中圭 (2017年卒) - 湧永製薬
坂井幹 (2018年卒) - 豊田合成
徳田新之介 (2018年卒) - 豊田合成
* 堀広輝 (2018年卒) - 豊田合成

多くのOBが現役選手として、あるいは指導者として日本のハンドボール界の発展に貢献しています。

※本記事は過去の戦績に基づいています。

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