筑波大学附属中学校・高等学校

筑波大学附属中学校・高等学校概要

筑波大学附属中学校・高等学校（通称：筑附）は、東京都文京区大塚一丁目にある共学の国立学校です。1888年に設立された本校は、日本の教育機関として長い歴史を有し、学問だけでなく品格ある人間の育成を目指しています。

校の歴史

筑波大学附属中学校・高等学校は、元々は江戸幕府によって設立された師範学校に起源を持ち、1888年に高等師範学校附属中学校として創立されました。その後、様々な変遷を経て、1978年に現在の名称に改称されました。戦争や学制改革を経て、男女共学となり、現在に至るまで男女それぞれの生徒が質の高い教育を受けています。特に、内部入学試験を経ての昇進システムが特徴で、中高一貫校ではないものの、筑波大学附属小学校から入学する生徒が非常に多いことも特徴的です。

教育方針

学校のモットーは中学校と高校で異なり、中学校では「強く、正しく、朗らかに」、高校では「自主、自律、自由」が掲げられています。教育方針に基づき、知育、徳育、体育の調和を図り、全人的な人間の育成を追求しています。特に中学校では、自立心や協力精神、探求心を重視し、多様な資質の育成を目指しています。

学校生活と行事

筑波大学附属中学校と高等学校では、年間を通じて様々な行事が行われています。中学校では、入学式や修学旅行、文化祭などがあり、高校では生徒自治会の活動やスポーツ大会、校外学習も充実しています。また、高校生にはサッカー部や野球部などの伝統的なスポーツも盛んで、学生生活を充実させる多彩なクラブ活動が展開されています。

制服と校風

中学校の生徒は制服を着用し、男子は海軍兵学校モデルの学生服、女子はセーラー服を着る文化があります。高校では1970年から私服が認められており、この自由な校風も特徴的です。

文化交流

筑波大学附属中学校・高等学校では、シンガポールの高校との短期交換留学プログラムも実施されており、国際理解を深める機会も設けられています。このように、学校は教育の質を高めるだけでなく、国際的な視野をも持った人材育成に取り組んでいます。

校友会

卒業生は「桐陰同窓会」として結束を保っており、毎年総会が開催されるなど、強い絆を持ち続けています。筑波大学附属中学校・高等学校の卒業生は様々な分野で活躍しており、特に優秀な人材が社会に送り出されています。さらに、同窓会は教育の質を称賛され、全国的に有名な学校としてその名を広めています。

施設

施設面では、高校校舎、中学校舎、体育館、運動場、プールなどが整備され、学生が充実した環境で学びやすいように配慮されています。また、バリアフリー設計も進められており、すべての生徒が快適に学校生活を送れることが重視されています。

筑波大学附属中学校・高等学校は、高い教育理念と歴史を持ち、特色豊かな育成環境を提供する名門校です。

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