箱めるモ!

『箱めるモ!』 - ゆるめるモ!と箱庭の室内楽のコラボレーションミニアルバム

『箱めるモ!』は、2014年1月22日にT-Palette Recordsからリリースされた、人気グループゆるめるモ!と音楽ユニット箱庭の室内楽のコラボレーションによるミニアルバムです。このアルバムは、個性的で多様な楽曲が収められた作品として、多くの音楽ファンに支持されています。

アルバムの背景

このアルバムは、タワーレコードのアイドル専門レーベルT-Palette Recordsからのリリースとなっており、全楽曲の作曲と編曲は箱庭の室内楽のギターとヴォーカルを担当するハシダカズマが手掛けています。制作のきっかけは、ハシダが企画した「廃病院パーティー」にゆるめるモ!が出演したことでした。このイベントには多くのバンドが出演し、音楽の趣味が合ったハシダと田家（ゆるめるモ!のメンバー）の意気投合がありました。

当初は1曲のみの制作を予定していましたが、進行する中で多数の楽曲が誕生。これらの曲が全て魅力的であったため、さまざまな楽曲が集まりました。作詞を担当する小林に5曲同時に楽曲が送られるなど、制作は大きな盛り上がりを見せました。さらに、ポップな曲が必要だということで1曲「manual of 東京 girl 現代史」が追加され、ミニアルバムとしての形が完成しました。

収録楽曲と特徴

アルバムには、7曲が収められています。中でも「木曜アティチュード」「虎よ」「さよならばかちゃん」のミュージックビデオが制作され、視覚的にも楽しませてくれます。

1曲目の「manual of 東京 girl 現代史」は、アルバム制作の過程で最後に作成された楽曲です。この楽曲は、特に四つ打ちのビートが特徴で、ハシダは自身にとって初めての挑戦だったと語っています。しかし、小林はこの曲の作詞に対してプレッシャーを感じながらも、スムーズに詞が完成したと述べています。この楽曲はライブパフォーマンスの際に特別なイントロコールが入ることで、ファンの間での盛り上がりを助長しています。

「木曜アティチュード」は、作詞をDOTAMAが手掛けた一曲で、特別なライブイベントでDOTAMA本人も参加し、フリースタイルラップを披露しました。また、逆回転で撮影された独特のミュージックビデオも注目を集めています。「虎よ」もまた、ミュージックビデオが制作され、演奏するメンバーの姿が披露されています。

それぞれの楽曲には、インストゥルメンタル版も収められており、アレンジの趣旨をより深く味わうことができます。特に「さよならばかちゃん」は、感情的な歌詞とメロディが特徴で、多くのリスナーの心に響く一曲となっています。

ジャケットと特典

アルバムのジャケットデザインは、ウィーザーのファーストアルバムをオマージュしたものです。また、関連作品として箱庭の室内楽のアルバム「Friends」からの特典CD-Rでも同様のジャケットが採用されています。2016年には特別なイベントでの販売が行われましたが、現在では入手が難しい状況となっています。

このように、『箱めるモ!』は多様な音楽的要素が融合したミニアルバムとして、聴く人に新しい体験を提供する魅力的な作品です。

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