築島治

築島治:少女漫画界の注目作家



築島治(つきしま はる)は、日本の漫画家であり、主に講談社の少女漫画雑誌『デザート』を中心に活動しています。彼女の作品は、恋愛模様を繊細かつ魅力的に描き出し、多くの読者の心を掴んでいます。

デビューと初期の活動



築島治は、2006年に『デザート』の増刊号である『デザートスペシャル』1100冬号に掲載された「面食いでいこう!」でデビューを果たしました。この作品をきっかけに、彼女は漫画家としてのキャリアをスタートさせました。

代表作:『私たちには壁がある。



築島治の代表作として知られるのが、『私たちには壁がある。』です。この作品は、『デザート』2014年2月号から2017年4月号まで連載され、全7巻として刊行されました。幼馴染の男女の間に存在する壁をテーマにした本作は、読者の共感を呼び、長期連載となるほどの人気を博しました。

その他の作品



『鬼カレ』(2010年4月、講談社)に収録されている各シリーズも人気を集めました。

鬼硬派彼氏(『デザート』2010年1月号)
鬼店長彼氏
鬼生徒彼氏
鬼教官彼氏
鬼後輩彼氏(『デザート』2010年4月号)

その他にも、

好き・嫌い・好き(『デザート』2010年6月号 - 2011年7月号、全3巻)
泣かんもん!(『デザート』2012年1月号 - 2013年8月号、全4巻)
絶対にときめいてはいけない!(『デザート』2017年11月号 - 2021年11月号、全9巻)

など、数多くの作品を発表しています。

ボーイズラブ作品への挑戦



築島治は、2023年7月号の『デザート』別冊付録『Dessert BL』にて、初のボーイズラブ作品となる『同期の男に告白されました』を発表しました。新たなジャンルへの挑戦も、彼女の創作意欲の高さを示しています。

アンソロジーへの参加



築島治は、自身の作品以外にも、様々なアンソロジーに参加しています。

イケナイ恋愛 誰にもいえないラブ&H(2010年 講談社
ラブカレ 極上メンズ読本!gold(2010年 講談社
Love beast(2011年7月 講談社
ラブカレ 極上メンズ読本!最強ボーイズコレクション(2011年10月 講談社
自己BEST(2013年 講談社
「先生」とキス(2012年 講談社)「鬼カレ」収録

これらのアンソロジーでは、彼女の多様な表現力と、恋愛に対する独自の視点を垣間見ることができます。

築島治は、少女漫画界において、今後ますます注目されるべき作家の一人と言えるでしょう。彼女の作品は、読者に夢と感動を与え、恋愛の素晴らしさを教えてくれます。

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