篠崎一夜

篠崎一夜（しのざき ひとよ）は、日本で活躍する小説家です。

主にボーイズラブ（BL）というジャンルで作品を発表しており、その活動の大きな特徴として、イラストレーターである香坂透氏との共同制作が挙げられます。多くの代表作は、香坂氏とのコンビネーションによって生み出されており、視覚的な要素と物語が見事に融合した作品群として読者に支持されています。

篠崎一夜氏の代表作といえば、「お金がないっ」シリーズがまず挙げられます。このシリーズは、そのユニークな設定と登場人物の魅力から人気を博し、氏の作家としての知名度を確立しました。

これまでに刊行された作品は多岐にわたり、様々な出版社から発表されています。

オークラ出版 からは、初期の「お金がないっ」シリーズが刊行されました。具体的な作品としては、

お金がないっ（1999年）
お金しかないっ（1999年）
お金じゃ買えないっ（2000年）
お金がたりないっ（2001年）

などがあります。これらの作品は、後のシリーズ展開の礎となりました。

続いて、桜桃書房からも作品が刊行されています。

殴る白衣の天使（2000年）
愛してるって言わなきゃ殺す。（2002年）

といったタイトルが発表され、作風の幅広さを示しました。

そして、多くの作品が刊行されているのが 幻冬舎コミックス の リンクスロマンス レーベルです。ここでは、先のシリーズ作品が新装版として再登場したほか、新たなタイトルも多数発表されています。

学園人体錬金術（2003年）
お金がないっ（2004年、新装版）
お金しかないっ（2004年、新装版）
お金じゃ買えないっ（2004年、新装版）
お金がたりないっ（2005年、新装版）
お金は貸さないっ（2003年、新装版）
お金じゃないっ（2005年、新装版）
お金じゃ解けないっ（2007年）
ブラザー×ファッカー（2007年）
殴る白衣の天使（2009年、新装版）
変身できない（2012年）
ブラザー×セクスアリス（2013年）
お金はあげないっ（2014年）
悪い奴ほどよく眠る（2014年）

これらの作品リストからもわかるように、篠崎一夜氏は精力的に執筆活動を続け、「お金がないっ」シリーズを核としながらも、バラエティ豊かなボーイズラブ作品を生み出し続けています。

日本の小説家の中でも特にボーイズラブ小説の分野で重要な位置を占める作家の一人と言えるでしょう。その活動は幻冬舎をはじめとする出版社を通じて広く展開されています。

（文責：辞書編纂者）

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