米子市営東山陸上競技場

米子市営東山陸上競技場の概要

米子市営東山陸上競技場（よなごしえいひがしやまりくじょうきょうぎじょう）は、鳥取県米子市に位置する陸上競技場で、米子市東山運動公園内に設置されています。この施設は陸上競技だけでなく、球技場としても活用されており、地元のスポーツ活動の重要な拠点となっています。この競技場の運営は、米子市自身が行っており、指定管理者として平井工業が担当しています。

競技場の呼称と施設命名権

この陸上競技場は、ネーミングライツによって「どらドラパーク米子陸上競技場」という名称がつけられています。これは、2008年の愛称募集において、地元の菓子メーカー・丸京製菓が提案した結果で、契約に基づき使用されることになりました。この契約は、当初の期限が過ぎても更新されており、現在も「どらドラパーク米子」という愛称が広く利用されていますが、公式名称は「米子市営東山陸上競技場」として保持されています。

スポーツイベントの中心

この競技場は、特に地元サッカークラブ・ガイナーレ鳥取のホームグラウンドとして知られています。2011年度にはJリーグに昇格し、地元のファンにとって重要なスポーツ拠点となっています。さらに、2009年には元気SCがこの場を利用しており、地域のサッカーレベルを向上させる役割を果たしてきました。過去には、練習場を米子市民球場に移すことがあったものの、競技場として利用される機会は多く存在しています。

競技場のトラックは400メートルの8コースを設置しており、収容人数は約15,000人です。メインスタンドには座席が整備されている一方で、その他のエリアは芝生席となっており、来場者に快適な観戦環境を提供しています。

設備とメンテナンスの経緯

この施設は1969年に建設され、その後数回の改修が行われてきました。1987年、1999年、2012年、2022年に改修が行われ、トラックの改良は行われていますが、天然芝グラウンドの老朽化が長年にわたる問題とされています。特に、スタジアムの環境がJリーグやJ3の基準を満たすことが難しいため、ガイナーレ鳥取のホームゲームが減少したことも影響しています。

未来の施策と地域貢献

米子市では今後もこの競技場の利用価値を向上させるための施策が必要です。スタジアムでのイベントが地域振興や市民活動の推進に寄与することから、その必要性が高まっています。また、毎年7月には全日本トライアスロン皆生大会がここで開催され、重要なスポーツイベントとして定着しています。

さらに、東山運動公園内には他にも市民球場や米子アリーナ（2027年度完成予定）が設立される計画があり、今後も地域のスポーツ施設が充実していくことが期待されています。米子市営東山陸上競技場は、こうした背景を持ちながら地域づくりの一環として、今後の発展が期待されています。

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