糸島農業協同組合

糸島農業協同組合について

糸島農業協同組合（JA糸島）は、福岡県糸島市を本拠地とする農業協同組合です。この組合は、地域の農業振興と農家の生活向上を目的とし、さまざまな事業を展開しています。

組織の成り立ち

糸島農業協同組合は、1962年に前原・波多江・加布里など複数の農協が合併し、糸島郡農協として発足しました。その後、1992年に現在の名称に変更され、地域農業の発展を促進する役割を担ってきました。1994年には葬祭事業を行う子会社「株式会社ジェイエイいとしま」を設立し、地域の多様なニーズに応える体制を整えました。

2007年4月には農産物の直売を行う「産直市場 伊都菜彩」をオープンし、地元の新鮮な農産物を消費者に直接提供できるようになりました。これにより、地域の農家と消費者との関係も深まり、地産地消が一層促進されています。

事業展開と施設

糸島農業協同組合は、農業に関する様々なサービスを提供しています。本店のほか、前原支店や加布里支店など複数の支店を持ち、地域の農家へのサポートを行っています。また、営農総合センターや園芸流通センターといった施設を運営し、農作物の生産や流通を効率よく行っています。

「産直市場 伊都菜彩」では、消費者が新鮮な地元産品を手に入れることができ、また、農機具の貸し出しや、育苗センターでの育成支援なども行っています。さらに、志摩集荷センターや志摩低温倉庫では、農作物の保管や集荷を行い、安定的な流通を図っています。これらの施策によって、地域農業の基盤を強化しています。

地域の支援と社会貢献

糸島農業協同組合は、地元の農家をサポートするだけでなく、地域社会への貢献も果たしています。「食育研修施設いきいき」や「デイサービスセンターひまわり」、「サービス付き高齢者住宅ひまわり」などの事業を展開し、高齢者の生活支援や地域住民への教育を行っています。これにより、地域全体の生活の質を向上させることを目指しています。

子会社と関連施設

組合の子会社である「株式会社ジェイエイいとしま」は、Aコープや給油センターなど複数の事業所を運営し、農産物の消費拡大と地域経済活性化に寄与しています。また、やすらぎ会館や前原斎場、二丈斎場などの施設も所有しており、地域住民のライフスタイルに密着したサービスを提供しています。

まとめ

糸島農業協同組合は、地域の農業振興だけでなく、地域住民の生活全般に寄与する多様な事業を展開しており、地元の人々から信頼される存在となっています。今後も持続可能な農業と地域社会の発展に向けて、さまざまな取り組みを進めていくことでしょう。

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