紀城ゆりや

紀城 ゆりやのプロフィール

紀城ゆりや（きしろ ゆりや）は、宝塚歌劇団雪組に所属する男役スターです。彼は7月8日生まれで、兵庫県西宮市出身です。松蔭高等学校を卒業し、身長は170cmというスタイルを持ち、愛称として「のりか」または「のりぴー」と呼ばれています。

キャリアの始まり

紀城は、2017年に宝塚音楽学校へ入学しました。そして2019年に音楽学校を卒業し、宝塚歌劇団の105期生として入団しました。彼の入団時の成績は8番であり、宙組公演「オーシャンズ11」で初舞台を踏むことになります。この舞台を通じて彼はステージデビューを果たし、早くもその才能を証明しました。

初の舞台以降、紀城は雪組に配属され、さまざまな公演に出演することで着実にキャリアを積んでいきました。特に2023年には、彩風咲奈・夢白あやのトップコンビによる大劇場お披露目公演「Lilacの夢路」で新人公演初主演を果たし、入団5年目にしての抜擢となりました。これは彼の実力と魅力が高く評価された結果だと言えます。

舞台での活躍

紀城の出演した主な舞台は多岐にわたります。初舞台の「オーシャンズ11」から始まり、2019年10月には『ハリウッド・ゴシップ』に出演、さらに2020年には『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』や『炎のボレロ』、2021年には『fff-フォルティッシッシモ-』や『シルクロード〜盗賊と宝石〜』など、多くの大作に関わっています。

特に2021年6月の全国ツアー『ヴェネチアの紋章』では、役柄のジェンティーレとしての存在感が話題となりました。彼の表現力や演技力は観客の心を掴むもので、役柄に深みを与えていました。また、2023年2月と3月にKAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティで上演された『海辺のストルーエンセ』でも重要な役割を担い、さらなる注目を集めました。

プライベートと家族

紀城には、宝塚歌劇団のOGである実姉、愛海ひかるがいます。家族もまた、芸能界での活動経験を持つため、幼少期から演技や表現に対する影響は大きかったと考えられます。

今後の展望

今後のスケジュールでは、2023年8月から9月には全国ツアー『愛するには短すぎる』、2023年12月には『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』に出演予定です。また、2024年には『39 Steps』や『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』など、多くの舞台が控えています。これからの彼の活躍が非常に楽しみです。

紀城ゆりやは、舞台での表現力だけでなく、彼自身の個性や成長を踏まえた新たなスターの登場として今後の宝塚の歴史にも名を刻んでいくことでしょう。

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