純情U-19

純情U-19

「純情U-19」（じゅんじょうアンダーナインティーン）は、日本の人気女性アイドルグループ、NMB48の楽曲です。この曲は、作詞を秋元康が手掛け、作曲はつじたかひろが担当しました。2012年2月8日に第三弾シングルとしてよしもとアール・アンド・シーから発売され、NMB48の活動において重要な位置を占める作品となりました。

背景とリリース

このシングルは、NMB48のチームMが結成された後、初めてリリースするものでした。本作は、通常盤Type-A、Type-B、Type-Cの3つの通常盤に加えて、キャラアニ限定の劇場盤の計4形態で発売されました。また、Type-A、Type-B、Type-Cそれぞれには異なる3曲目が収録されています。「純情U-19」を歌う選抜メンバーには新たに1期生の木下百花が加わり、前作からは3人が入れ替わりました。近藤里奈と渡辺美優紀は「絶滅黒髪少女」以来の約7か月ぶりに選抜復帰を果たしましたが、村上文香、山岸奈津美、山口夕輝は選抜メンバーから外れました。また、この曲は2011年12月19日に放送された『HEY!HEY!HEY!スペシャル』で初めて披露されました。

劇場盤には、NMB48の山本彩によるソロ曲「ジャングルジム」が収録されています。このソロ曲は、NMB48のメンバーとしては初めての試みであり、全メンバーが参加しましたが、謹慎中の吉田朱里や松田栞、島田玲奈は除かれました。メンバーは「選抜」または「アンダーガールズ」に振り分けられました。キャッチコピーには「ひとつくらい、守るものがあったっていいじゃないか！」が採用されています。

タイトルと歌詞

曲のタイトルは当初「純情U-18」となる予定でしたが、残っていた最年長メンバーである19歳の山田菜々の存在により、最終的に「純情U-19」というタイトルに変更されました。また、歌詞中に登場する“鉄のパンツ”という表現が話題を呼び、多くのファンの記憶に残りました。

アートワーク

リリース時のアートワークも注目を集めました。ジャケットデザインやビジュアルコンセプトは、NMB48の楽曲の個性を引き立たせる重要な役割を果たしています。

チャート記録

このシングルは、発売日前日の2012年2月7日付のオリコンデイリーシングルチャートで約28万枚の売上を記録し、初登場1位に輝きました。この数字は、前作「オーマイガー!」の初日の売上を上回るもので、NMB48にとって新たな記録となりました。

さらに、2012年2月20日付の週間シングルチャートでも初登場1位を獲得し、これによりNMB48はデビュー作から3作連続で初登場1位という記録を達成しました。この結果は女性アーティストのデビューからの連続1位記録を28年8か月ぶりに更新したことでも注目されました。

ミュージック・ビデオ

「純情U-19」のミュージック・ビデオは園田俊郎によって制作されました。特に、メンバーが宙を舞ったりパントマイムに挑戦するシーンが印象的で、スペースサーカスのような演出が施されています。また、ジャグリング界の第一人者であるダンディGOが出演するなど、ビジュアル面でも多彩な要素を取り入れています。

メディアでの使用

「純情U-19」は、前作「オーマイガー!」に続きラウンドワンとNMB48のコラボキャンペーンである『ROUND1 × NMB48』のCMソングとしても使用されており、多くのファンに親しまれています。さらに、関西テレビで放送されていたNMB48冠のバラエティ番組「どっキング48」のエンディングテーマとしても起用されました。

「純情U-19」は、NMB48の音楽活動において重要な作品として、その後のキャリアに大きな影響を与える素晴らしいシングルとなっています。

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