紙ふうせん

紙ふうせんの歴史と活動

紙ふうせん（かみふうせん）は、1974年に結成されて以来、日本のフォークデュオとして広く知られています。このデュオは、主に関西地域を中心に活躍しており、長いキャリアを持つアーティストとして、多くのファンに支持されています。

メンバーと経歴

紙ふうせんのメンバーは、後藤悦治郎と平山泰代の夫婦で構成されています。彼らは「赤い鳥」というフォークグループのメンバーであったため、音楽的なバックグラウンドを持っています。「赤い鳥」が解散する際、二人は結婚し、その後「紙ふうせん」として活動を開始しました。また、兵庫県立尼崎北高等学校の同級生でありながら、高校時代はほとんど交流がなかったものの、大学で再会しました。後藤は京都外国語大学、平山は武庫川女子大学へ進学しました。

代表曲とヒット

1977年にリリースされた「冬が来る前に」は、彼らの代表曲として知られ、1978年には大ヒットを記録しました。この曲の成功により、彼らはフジテレビの『夜のヒットスタジオ』やTBSテレビの『ザ・ベストテン』にも出演し、一躍名を馳せました。特に「夜のヒットスタジオ」では、当時の隣人であった大村崑夫婦からサプライズで花束を贈られる場面もあり、注目を集めました。

彼らの音楽は、時には自作の曲だけでなく、民謡などの伝承歌も積極的に取り入れ、フォークソングの原点を探る姿勢が特長です。また、「竹田の子守唄」や「翼をください」など、赤い鳥時代の楽曲も高く評価されています。

さらに、1979年からスタートした朝日放送の情報番組『おはよう朝日です』の初代主題歌「朝の空」は、15年にわたって使用され、多くの視聴者に親しまれました。

複数の活動経歴

1991年には西口美之（西口善之）や青山智美を加えた新たなグループ「TSU-BA-SA」を結成し、アルバムを2枚リリースしましたが、その後再び紙ふうせんに戻りました。2005年にはNHK教育TVの番組に出演し、また音楽活動を引き続き行っています。

後藤は、蕎麦に詳しいことでも知られ、さらに熱心な阪神タイガースファンとしての一面も持っています。彼は冗談交じりに「関西に移って一番良かったのは後楽園球場から遠くなったこと」と語ることもあります。

彼らは現在も西宮市甲子園口に住んでおり、関西テレビの番組にも登場しています。

ディスコグラフィー

紙ふうせんのディスコグラフィーには、多数のシングルやアルバムがあり、彼らの音楽の幅広さを示しています。シングルやオリジナル・カバー・ベストアルバムなどを通し、時代を超えて多くの名曲を世に送り出してきました。

タイアップ

彼らの楽曲はNHKの『みんなのうた』でも使用され、多くの人々に親しまれてきました。

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このように、紙ふうせんは長い歴史を持ち、関西を中心に多くの活動を展開し続けています。彼らの音楽は、世代を超えて愛され、これからも多くのファンに影響を与え続けることでしょう。

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