紙飛行機 (THE BOOMの曲)

THE BOOMの「紙飛行機」は、特別な経緯を持つ楽曲です。

1999年12月31日に大阪城ホールで開催されたカウントダウンライブ「“COUNT DOWN LIVE 1999-2000”」で販売された「開運ミレニアム福袋」に、特典CDとして封入されていました。この特別な配布方法のため、一般のCDショップでは販売されていませんでした。

歌詞は、ボーカルの宮沢和史が雑誌『セイフティ・ブランケット』で連載していた際に掲載されたものがオリジナルとなっています。楽曲自体は、1993年2月25日から行われたTHE BOOMのツアー「気に入った曲ができたから」で初めて演奏されました。初期から存在していたにも関わらず、CDとしてのリリースが長らくなかったという、異例の経緯を辿っています。

「紙飛行機」は、THE BOOMの楽曲の中でも激しいロックチューンに分類されます。ライブでの演奏は何度か行われていましたが、他のCDには収録されなかったため、ファンにとってもなかなか聴く機会のない、幻の曲となっていました。

しかし、ファンの熱い要望に応え、解散ライブ「THE BOOM FINAL」のグッズとして復刻版が発売されました。これにより、長らく入手困難だった「紙飛行機」が、再び多くの人の手に届くこととなりました。 ライブバージョンとは異なる、貴重な音源として、ファンにとっては見逃せないアイテムとなっています。

収録曲

1. 紙飛行機 (作詞・作曲：宮沢和史)

この楽曲は、THE BOOMの音楽性の幅広さを示す一例であり、彼らのライブパフォーマンスの熱量を伝える貴重な記録と言えるでしょう。長年の時を経て再び陽の目を見た「紙飛行機」は、THE BOOMの音楽史においても特別な位置を占める楽曲です。

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