素敵な気分De!

『素敵な気分De!』の全貌

『素敵な気分De!』（すてきなきぶんで）は、1992年10月5日から1993年2月26日まで、TBS系列で放送されていたバラエティ番組です。この番組は、平日昼間の帯番組として、月曜から金曜の12:00から12:55まで放送されていました。

番組の概要

番組を司会していたのは、伊集院光で、彼の相方には榊原郁恵または大島さと子が登場していました。多くのメディアでは「素敵な気分DE!」という表記も見られますが、適切な表記は「De!」です。番組の宣伝用CMには、榊原が結婚会見を行った際の映像が使われており、視聴者の視線を釘付けにしていました。

この番組の特徴は、視聴者から寄せられたハガキを中心に、ゲストへの質問やファンレターを紹介するスタイルでした。また、曜日ごとに異なるコーナーを設けていたため、毎回新しい楽しみがありました。番組の基本スタンスは、「何でもありがモットー」というもので、小さなハプニングから大きな出来事に至るまで、常に何かが起こる賑やかな内容となっていました。

毎日生放送は、当時TBSが所有していた日比谷シャンテのサテライトスタジオから行われました。また、屋外にカメラを設置することで、スタジオの外でもコーナーを展開する工夫が施されていました。1992年11月23日放送には、特別にTBSホールからの公開生中継「榊原郁恵復活コンサート」が行われるなど、特別なイベントも組まれていました。

放送は全100回で、残念ながらそのうち2回は皇太子徳仁親王の成婚報道のために中止となりました。この番組の始まりから終わりまで、オープニングやCMの合間に流れるジングルは、SING LIKE TALKINGによって制作されました。

主要メンバーとコーナー

司会者の伊集院光は、たびたびユーモラスなトークで視聴者を楽しませました。月曜には榊原郁恵、火曜には同じく榊原、木曜には大島さと子が担当していました。また、各曜日には曜日レギュラーも登場し、個性豊かなコーナーが展開されました。特に月曜日の「稲川おばあちゃんの知恵袋」や、火曜日の「大泉の母手相占い」などは、視聴者と密接にかかわりながら進行されたものでした。

他にも、視聴者が参加できるクイズコーナーや特集があり、番組自体が生き生きとしたフレンドリーな空気を持っていました。特に「奥さま雪ダルマクイズ」は、視聴者に最高32万円の賞金を提供する人気企画となりました。

番組の終焉とその後

しかし、放送開始から数ヶ月後、視聴率はあまり好調ではありませんでした。その結果、最終的に番組が打ち切りとなる運命でした。最終回には裏番組の「笑っていいとも!」からのハプニングが起こり、大島さと子が電話で呼ばれるというユーモラスな出来事がありました。その後も伊集院光は、別のラジオ番組のレギュラーとして活躍することになり、TBSラジオの新しい枠設立につながっていきました。

このように、『素敵な気分De!』は、視聴者参加型のバラエティ番組として多くの人々を楽しませたことがあり、司会者・伊集院光やゲストとの楽しいやり取りが特に印象に残る番組でした。そして、番組終了後の様々なエピソードやその後の運命も、数多くのファンの心に残っています。

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