終わる世界とバースデイ
『終わる世界とバースデイ』は、2012年7月27日にコットンソフトから発売されたアダルト向けアドベンチャーゲームです。略称として「終ば」「終バ」「終バス」などが用いられています。2016年には、性的表現を削除したiOS/Android版が萌えAPPから配信され、2017年5月11日にはエンターグラムよりPlayStation Vita版が発売されました。
物語は9月、インターネット上で囁かれる「2012年9月29日に世界が終わる」という噂から始まります。多くの人がこの噂を一笑に付す中、主人公の冬谷和臣は、亡き親友の妹である千ヶ崎入莉を守ることだけを大切に考えていました。しかし、ネットに現れた予言者「カサンドラ」の予言をきっかけに、冬谷と彼の周囲の人々は事件に巻き込まれていきます。
予備校の同級生たちと、ネットの噂を検証し対策を練るため、「9.29対策協議会」という非公式サークルを立ち上げることになります。世界の終わりが迫る中、その日は偶然にも親友の命日であり、入莉の誕生日でもありました。この特別な日に、彼らはどのような運命を迎えるのでしょうか。
冬谷 和臣（とうや かずおみ）
本作の主人公。亡くなった親友の妹である入莉と二人暮らしをしている。親友の死後、他人との関わりを避け、孤独な生活を送っています。苗字を「フユタニ」と間違われることを嫌います。
千ヶ崎 入莉（ちがさき いり）
声 - みる
主人公の亡き親友の妹。生まれつき視覚障害を抱えており、兄の死後、主人公を兄と慕っています。純粋で天真爛漫な性格です。
夏越 大天使（なごし みかえる）
声 - 森谷実園
主人公が予備校で出会った同級生。キラキラネームがコンプレックスで、人前では「ミカ」と名乗っています。臆病で被害妄想が激しく、それを隠すために強がるツンデレな性格です。「世界が終わる」という噂を真剣に恐れています。
藤白 柊（ふじしろ ひらぎ）
声 - 桐谷華
主人公のクラスメイトですが、留年しているため一つ年上です。毒舌家で協調性がなく、クラスで浮いた存在です。図書委員で、ライトノベルに詳しい。噂については否定的な立場です。
諏訪 成子（すわ なるこ）
声 - 青山ゆかり
SNSを通じて知り合った主人公の数少ない友人。主人公の住むマンションの上階に住む、20代のニート女性です。「9.29対策協議会」に特別参加し、彼女の部屋が部室となります。だらしない性格で自虐的。未来に希望を持てず、世界の終わりを望んでいます。
織塚 美咲（おりづか みさき）
声 - 夏野こおり
入莉のクラスメイトで、彼女の世話をよくしています。主人公に密かに恋心を抱いていますが、入莉の世話をしているのはそのためだと思われたくないため、気持ちを伝えられずにいます。
諏訪 郁生（すわ いくお）
声 - 雪都さお梨
成子の妹のように見えますが、男の娘です。小学生ながら姉よりもしっかりしており、引きこもりの姉を心配しています。姉の代わりに家事もこなす優しい子です。
千ヶ崎 陶也（ちがさき とうや）
声 - 鳩万軍曹
2年前にバイク事故で亡くなった主人公の親友であり、入莉の兄。子供の頃から3人でよく遊んでいました。主人公と入莉には優しいですが、世の中に対しては皮肉屋な一面も持っていました。コットンソフトの次回作『双子座のパラドクス』には、千ヶ崎兄妹の母親がサブキャラクターとして登場し、世界観が共有されています。
後藤（ごとう）
声 - ますおかゆうじ
同じ学校の2年生。噂に傾倒しており、ネットの予言を信じています。予言を現実化しようとする危険な人物です。
ゲーム内には「texi」という、主人公たちの住む街限定のSNSが登場します。ヒロインたちの書き込みを閲覧することができ、通知設定も可能です。ヒロインや運営からのメッセージが届くこともあります。フレンドリストには過去のコットンソフト作品のキャラクターも登録されていますが、プレイヤーは書き込みはできません。
原画：司ゆうき
シナリオ：海富一、狩野伊太郎、御導はるか、他
音楽：Elements Garden、project lights、Bassy、SENTIVE、Edi（Sound Union）、TGZ SOUNDs
主題歌：『夏の終焉り』
歌：電気式華憐音楽集団
作編曲：電気
作詞：華憐
エンディングテーマ：『Happy Birthday to...』
歌：KAKO
作編曲：maru(project lights)
作詞：海富一
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』アニメ第2期第4話に、本作のポスターが背景に登場しています。
コットンソフト (2019年12月20日時点のアーカイブ)
PS Vita版公式サイト
* 終わる世界とバースデイ - ビジュアルノベル・データベース
ストーリー
物語は9月、インターネット上で囁かれる「2012年9月29日に世界が終わる」という噂から始まります。多くの人がこの噂を一笑に付す中、主人公の冬谷和臣は、亡き親友の妹である千ヶ崎入莉を守ることだけを大切に考えていました。しかし、ネットに現れた予言者「カサンドラ」の予言をきっかけに、冬谷と彼の周囲の人々は事件に巻き込まれていきます。
予備校の同級生たちと、ネットの噂を検証し対策を練るため、「9.29対策協議会」という非公式サークルを立ち上げることになります。世界の終わりが迫る中、その日は偶然にも親友の命日であり、入莉の誕生日でもありました。この特別な日に、彼らはどのような運命を迎えるのでしょうか。
登場人物
9.29対策協議会
冬谷 和臣（とうや かずおみ）
本作の主人公。亡くなった親友の妹である入莉と二人暮らしをしている。親友の死後、他人との関わりを避け、孤独な生活を送っています。苗字を「フユタニ」と間違われることを嫌います。
千ヶ崎 入莉（ちがさき いり）
声 - みる
主人公の亡き親友の妹。生まれつき視覚障害を抱えており、兄の死後、主人公を兄と慕っています。純粋で天真爛漫な性格です。
夏越 大天使（なごし みかえる）
声 - 森谷実園
主人公が予備校で出会った同級生。キラキラネームがコンプレックスで、人前では「ミカ」と名乗っています。臆病で被害妄想が激しく、それを隠すために強がるツンデレな性格です。「世界が終わる」という噂を真剣に恐れています。
藤白 柊（ふじしろ ひらぎ）
声 - 桐谷華
主人公のクラスメイトですが、留年しているため一つ年上です。毒舌家で協調性がなく、クラスで浮いた存在です。図書委員で、ライトノベルに詳しい。噂については否定的な立場です。
諏訪 成子（すわ なるこ）
声 - 青山ゆかり
SNSを通じて知り合った主人公の数少ない友人。主人公の住むマンションの上階に住む、20代のニート女性です。「9.29対策協議会」に特別参加し、彼女の部屋が部室となります。だらしない性格で自虐的。未来に希望を持てず、世界の終わりを望んでいます。
その他の人物
織塚 美咲（おりづか みさき）
声 - 夏野こおり
入莉のクラスメイトで、彼女の世話をよくしています。主人公に密かに恋心を抱いていますが、入莉の世話をしているのはそのためだと思われたくないため、気持ちを伝えられずにいます。
諏訪 郁生（すわ いくお）
声 - 雪都さお梨
成子の妹のように見えますが、男の娘です。小学生ながら姉よりもしっかりしており、引きこもりの姉を心配しています。姉の代わりに家事もこなす優しい子です。
千ヶ崎 陶也（ちがさき とうや）
声 - 鳩万軍曹
2年前にバイク事故で亡くなった主人公の親友であり、入莉の兄。子供の頃から3人でよく遊んでいました。主人公と入莉には優しいですが、世の中に対しては皮肉屋な一面も持っていました。コットンソフトの次回作『双子座のパラドクス』には、千ヶ崎兄妹の母親がサブキャラクターとして登場し、世界観が共有されています。
後藤（ごとう）
声 - ますおかゆうじ
同じ学校の2年生。噂に傾倒しており、ネットの予言を信じています。予言を現実化しようとする危険な人物です。
texiについて
ゲーム内には「texi」という、主人公たちの住む街限定のSNSが登場します。ヒロインたちの書き込みを閲覧することができ、通知設定も可能です。ヒロインや運営からのメッセージが届くこともあります。フレンドリストには過去のコットンソフト作品のキャラクターも登録されていますが、プレイヤーは書き込みはできません。
スタッフ
原画：司ゆうき
シナリオ：海富一、狩野伊太郎、御導はるか、他
音楽：Elements Garden、project lights、Bassy、SENTIVE、Edi（Sound Union）、TGZ SOUNDs
ボーカル曲
主題歌：『夏の終焉り』
歌：電気式華憐音楽集団
作編曲：電気
作詞：華憐
エンディングテーマ：『Happy Birthday to...』
歌：KAKO
作編曲：maru(project lights)
作詞：海富一
関連事項
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』アニメ第2期第4話に、本作のポスターが背景に登場しています。
外部リンク
コットンソフト (2019年12月20日時点のアーカイブ)
PS Vita版公式サイト
* 終わる世界とバースデイ - ビジュアルノベル・データベース
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