結城幸枝

結城 幸枝

結城 幸枝（ゆうき さちえ、1968年3月23日 - ）は、日本の元フィギュアスケート選手。

経歴

フィギュアスケートを始めたのは、小学3年生の時でした。ジュニア時代からその才能は注目され、1980年に開催された第48回全日本ジュニア選手権では2位という好成績を収めています。

シニア転向後の1983年、第51回全日本選手権に出場。この大会で、小沢樹里選手、青谷めぐみ選手に続く3位に入賞し、引退したばかりの渡部絵美氏に続く日本のトップスケーター候補として大きな注目を集めました。この年の11月には、当時ジュニアながら頭角を現していた伊藤みどり選手と共にヨーロッパ遠征を行い、プラハ国際で2位、エニア・チャレンジ・カップで3位と、出場した両大会で表彰台に上がる活躍を見せました。続く12月には、ユーゴスラビアのサラエヴォで開催された世界ジュニア選手権に出場し、5位入賞を果たしています。翌年1月に行われた第52回全日本ジュニア選手権にも出場し、前年に続き2位という結果を残しました。

その後も国内トップ選手として活躍を続け、1985年の第53回全日本選手権では、伊藤みどり選手、加藤雅子選手に続く3位となり、再び表彰台に上りました。さらに、翌年の全日本選手権では2位となり、国内での安定した実力を見せつけました。

1988年に開催されたカルガリーオリンピックに向けては、日本スケート連盟から指定強化選手に選ばれるなど、オリンピック代表候補として期待されていました。しかし、代表選考会を兼ねた同年の全日本選手権では惜しくも8位となり、オリンピック代表の座を逃す結果となりました。

国内主要大会や国際大会で数々の実績を残し、日本のフィギュアスケート界において一時代を築いた選手の一人と言えるでしょう。

主な戦績

1980年 第48回全日本ジュニア選手権 2位
1983年 第51回全日本選手権 3位
1983年 プラハ国際 2位
1983年 エニア・チャレンジ・カップ 3位
1983年 世界ジュニア選手権 5位
1984年 第52回全日本ジュニア選手権 2位
1985年 第53回全日本選手権 3位
1986年 全日本選手権 2位
1988年 全日本選手権 8位

脚注

関連項目

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