緒方茂生

緒方茂生：競泳界の伝説



緒方茂生（おがた しげお）は、1968年10月4日に佐賀県で生まれた元競泳選手です。佐賀県立鳥栖高等学校の卒業後、日本大学に進学し、卒業後はミズノに入社しました。彼はオリンピックにおいて、ロサンゼルス（1984年）、ソウル（1988年）、バルセロナ（1992年）の3大会に連続して出場した素晴らしい経歴を持っています。

来歴


緒方は小学校時代から卓越した泳力を見せ、小学生の時に100m自由形で1分以内を記録し、ニュースにも取り上げられました。その後、中学時代には自由形の100mから1500mまでの日本記録を保持するという偉業を成し遂げ、特に100m自由形の中学記録（52秒75）、200m自由形（1分53秒62）、400m自由形（3分59秒69）は、その後も長らく破られない高い壁となりました。

鳥栖高校では、緒方孝市という名選手が同級生として彼のかたわらにいました。ソウルオリンピックにおいては、自由形200mで1分51秒14の日本新記録を樹立し、B決勝に進出して、日本の短距離競泳選手としての存在感を示しました。しかし、ソウル以降は一時低迷しつつも、バルセロナ五輪選考会での400m自由形で見事復活を果たし、三度の五輪出場を実現しました。

現役引退後の活動


引退後は、アテネオリンピック日本選手団の役員として活動したり、2005年世界水泳選手権のテレビ解説を担当するなど、水泳界での影響力を保ちました。また、2007年には「世界競泳2007・イン・ジャパン大会」のミートディレクターとして、世界のトップ選手たちを集めるイベントを企画・運営し、競泳界に貢献してきました。

記録


緒方はインターハイにおいても素晴らしい成績を収めています。1984年には100m自由形で53秒70、200m自由形で1分55秒04の記録で優勝し、1985年には100mバタフライで57秒87を記録しました。

参考リンク



緒方茂生の競泳キャリアは、多くの若手選手にとっての良き模範であり、その業績は今なお水泳界で語り継がれています。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。