練馬区立大泉第二中学校

練馬区立大泉第二中学校

練馬区立大泉第二中学校は、東京都練馬区東大泉にある公立中学校です。「二中」「大二中」の愛称で親しまれ、都内公立中学校の中でもトップクラスの広大な敷地面積を誇ります。生徒数は2021年5月時点で527名、各学年5学級という規模で運営されています。

概要

大泉第二中学校は、学力 уровнеの高い生徒が多いことでも知られ、近年では都立西高校、都立日比谷高校といった難関都立高校や、早大学院高校、慶應義塾高校、中央大学杉並高校など、有名私立高校への進学者も多数輩出しています。生徒一人ひとりの進路希望に応じたきめ細やかな進路指導も、進学実績を支える要因の一つです。

沿革

大泉第二中学校のルーツは、1947年の学校教育法施行時に練馬区内に開設された13校の中学校の一つに遡ります。しかし、この時の中学校は1年後に大泉中学校へと統合されました。現在の大泉第二中学校は、1957年に大泉中学校から再度分離独立する形で設置されたものです。

1957年4月1日 - 設置告示
1957年4月4日 - 校章制定
1957年5月1日 - 開校記念日制定
1957年5月16日 - PTA結成
1958年6月19日 - 校歌制定
1961年7月20日 - プール竣工
1962年6月25日 - 体育館竣工
1967年1月25日 - 給食室完成、給食開始
1975年5月12日 - 全校新鉄筋校舎へ移転完了
1987年11月6日 - 校庭大時計設置（創立30周年記念）
1997年10月18日 - 正門左右に金木犀の生垣・校庭大時計設置（創立40周年記念）

都市計画

学校の敷地は、都市計画道路補助135号線と補助232号線の交差部に位置しています。周辺地域では、消防活動の困難性や生活道路への車両流入による事故・渋滞が課題となっており、都市計画道路の整備が求められています。しかし、道路整備によって校地が分断される懸念があるため、2016年から2019年にかけて有識者委員会が対応方針を検討しました。その結果、周辺敷地を取得した上で、計画道路を跨ぐ形で校舎を改築する案が最も妥当であるとの提言がなされました。

学校行事

体育祭: 春に開催される学校の一大イベントです。
校外学習: 1年生は横浜、2年生は都内巡りを行います。
文化発表会: 第一体育館で吹奏楽の発表や演劇などが行われ、生徒の作品展示も行われます。
合唱コンクール: 毎年10月に所沢ミューズまたは練馬文化センターで開催されます。
臨海学校: 1年生のみが夏休みを利用して静岡県下田市で遠泳を伴う宿泊行事を行います。
スキー移動教室: 2年生が1月に長野県で2泊3日のスキー教室を行います。
修学旅行: 3年生は5月に京都府、奈良県を訪問します。

主な施設

第一体育館（放送室完備、エアコンあり）
第二体育館（更衣室、トイレ、野球部部室、体育教官室完備、エアコンなし）
体育倉庫・ラインカー室
プール（更衣室・トイレ完備）
バックネット・投手ブルペン2か所
校舎内のトイレは基本的に木造
身障者用トイレ完備

部活動

運動部

野球部（東京都4強、下町杯優勝、多摩武蔵杯優勝）
サッカー部
陸上競技部（全国大会出場、都大会常連）
バスケットボール部
男子バレーボール部
女子バレーボール部
バドミントン部
女子ソフトテニス部
剣道部

文化部

吹奏楽部 (令和4年度 東京都コンクール銀賞）
フラワーアート部
演劇部
家庭科部
美術部

通学区域

西武池袋線の南側に東西に延びたエリアが学区となっています。

東大泉五丁目
東大泉六丁目
東大泉七丁目
南大泉一丁目（23-52）
南大泉三丁目
南大泉四丁目

区立中学校選択制度により、学区外からも通学する生徒がいます。学区指定の小学校は以下の通りです。

大泉第二小[学校]
大泉第六小学校
大泉東小学校
大泉南小[学校]

※印は小中一貫教育グループの構成校

学区内の主な施設

東京学芸大学附属大泉小学校
東京学芸大学附属国際中等教育学校
東京都立大泉高等学校・附属中学校
牧野記念庭園
大泉生協病院
旭出学園
東大泉病院
練馬西税務署
練馬区立南大泉図書館

交通

西武池袋線大泉学園駅から徒歩10分
西武新宿線上石神井駅からバスで15分

著名な出身者

深山卓也 - 最高裁判所裁判官
宇賀克也 - 最高裁判所裁判官、元東京大学大学院法学政治学研究科教授
飯塚仁樹 - 子役（超人バロム・1 他）
観月ありさ - 女優
岡田明丈 - プロ野球選手、広島東洋カープ所属
笹田夏実 - 体操競技選手
宇賀なつみ - アナウンサー
詩羽 - 歌手、ファッションモデル

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