罪と罰 (アルバム)

オジー・オズボーンの4thアルバム『罪と罰』（原題：The Ultimate Sin）は、1986年にリリースされ、新たな音楽的挑戦を試みた作品として知られています。このアルバムは、オジーにとって重要なターニングポイントとなり、彼のキャリアにおける新たな章を開きました。

新たなメンバーの加入

『罪と罰』の制作にあたり、オジーはフィル・スーザン（ベース）とランディ・カスティロ（ドラムス）という新たな才能をバンドに迎えました。ジェイク・E・リー（ギター）と合わせて、この新しいラインナップは、アルバムにフレッシュでダイナミックなサウンドをもたらしました。

シングルヒットとチャートアクション

アルバムからの最初のシングル「暗闇にドッキリ!」は、アメリカのBillboard Hot 100で最高68位を記録し、オジーにとって初の快挙となりました。また、イギリスのシングルチャートでは、「暗闇にドッキリ!」が20位、「罪と罰」が72位にランクインするなど、ヨーロッパでも成功を収めました。

映画音楽との連携

「シークレット・ルーザー」は、映画『処刑ライダー』の挿入歌として使用され、アルバムのプロモーションに貢献しました。映画とのタイアップは、新たなファン層を開拓し、アルバムの認知度を高める上で効果的でした。

ツアーとメンバーの脱退

アルバムのリリース後、オジーは大規模なワールドツアーを行いました。しかし、このツアーを最後に、ジェイク・E・リーとフィル・スーザンがバンドを脱退。音楽性の違いや個人的な理由が、脱退の背景にあったとされています。

収録曲

1. 罪と罰 - The Ultimate Sin
2. シークレット・ルーザー - Secret Loser
3. ネバー・ノウ・ホワイ - Never Know Why
4. サンク・ゴッド - Thank God for the Bomb
5. ネバー - Never
6. ライトニング・ストライクス - Lightning Strikes
7. キラー・オブ・ジャイアンツ - Killer of Giants
8. フール・ライク・ユー - Fool Like You
9. 暗闇にドッキリ! - Shot in the Dark

参加ミュージシャン

オジー・オズボーン - ボーカル
ジェイク・E・リー - ギター
フィル・スーザン - ベース
ランディ・カスティロ - ドラムス
* マイク・モラン - キーボード

『罪と罰』は、オジー・オズボーンの音楽キャリアにおいて重要な作品であり、彼の音楽的探求心と多様な才能を示すアルバムとして、今日でも多くのファンに愛され続けています。

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