羊くんならキスしてあげる☆

羊くんならキスしてあげる☆

『羊くんならキスしてあげる☆』は、美少女ゲーム雑誌E☆2で展開された、イラストノベルを中心としたメディアミックス作品です。ジャンルは日常系アドベンチャー。

概要

物語の舞台は、郊外にある由緒正しい屋敷。主人公は、その家に仕える高校生の執事・永原羊（ながはら ひつじ）と、屋敷の主である小学生の少女・宝条一姫（ほうじょう かづき）。

両親の不在という状況の中、屋敷を維持するために、彼らは下宿人を募集することを決意します。集まってきたのは、女優を目指す少女、人気アイドル、謎めいた占い師など、個性豊かな女性たち。羊と一姫、そして下宿人たちが織りなす、賑やかでちょっぴりドキドキする日常が描かれます。

漫画版はE☆2のVol.3からVol.16まで連載され、作画担当は青桐静から藤井理乃へとバトンタッチされました。また、2007年には「プレイングドラマ」としてゲーム化もされています。PSP版も発売されました。

ストーリー

物語は、宝条家の兄妹が抱える事情から始まります。一姫の母親は突然家を出て行き、父親は遺跡発掘に出かけたまま消息不明に。屋敷の使用人たちは次々と辞めてしまい、残されたのは羊と一姫の二人だけ。

困窮した家計を立て直すため、二人は様々な方法を試みます。一姫をアイドルオーディションに出場させようと試みるも、内気な性格が災いして失敗。そこで、屋敷を下宿として貸し出すことを思いつきます。

下宿人としてやってきたのは、知念渚（ちねん なぎさ）、麻生小鳩（あそう こばと）、神凪ソアラ（かんなぎ そあら）、佐伯透花（さえき とうか）といった面々。それぞれが個性的な事情を抱えながら、宝条家の屋敷で共同生活を送ることになります。

登場人物

永原羊（ながはら ひつじ）
宝条家に仕える高校生の執事。家事全般が得意で、一姫のことを何よりも大切に思っています。
宝条一姫（ほうじょう かづき）
宝条家の一人娘。内気で人見知りな性格ですが、努力家な一面も持っています。羊のことを「ひーくん」と呼んでいます。
知念渚（ちねん なぎさ）
羊の同級生で、女優を目指す少女。都会で苦労しながらも夢を追いかけています。
麻生小鳩（あそう こばと）
人気女優を母に持つアイドル。プレッシャーを感じながらも、自分らしい生き方を探しています。
神凪ソアラ（かんなぎ ソアラ）
テレビで人気の占い師。その的中率は低いものの、不思議な魅力で周囲を惹きつけます。
佐伯透花（さえき とうか）
クールで他人との関わりを避ける少女。ソアラに占いを依頼したことがきっかけで、下宿人となります。
* 茉莉栖（まりす）
プレイングドラマ版にのみ登場するキャラクター。記憶喪失のメイドで、宝条家の屋敷で働くことになります。その正体は謎に包まれています。

プレイングドラマ

インターネットを通じてプレイできるPC用ゲームとして配信されました。全12話構成で、1話ごとに購入する形式でした。2009年にサービスを終了しています。

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