美人狼 アイドルへの道

舞台「美人狼 アイドルへの道」

舞台「美人狼 アイドルへの道」は、2025年2月27日から3月2日まで高田馬場ラビネストで上演された、観客参加型の新感覚舞台作品です。美人狼ゲームをベースにした即興劇で、公演ごとに結末が変わるという斬新な試みが話題となりました。

概要

この舞台は、美人狼ゲームの勝敗を競う様子を舞台化したものです。プレイヤーは正規アイドル陣営と裏口アイドル陣営に分かれ、それぞれの思惑と戦略が交錯する中、観客の投票によって勝敗が決定します。即興劇であるため、毎回異なる展開が繰り広げられ、観客はまるでゲームに参加しているかのような臨場感を味わうことができます。

美人狼ゲームの詳細

美人狼ゲームは、12名のプレイヤー、1名のゲームマスター、そして観客によって構成されます。12名のプレイヤーは、それぞれ役職が書かれたカードを引き、正規アイドル陣営（正規プロデューサー1名、正規アイドル5名、リベンジャー1名）と裏口アイドル陣営（裏口プロデューサー1名、裏口アイドル2名、スパイアイドル2名）に分かれてゲームを行います。

ゲームは、プレイヤー同士の議論と投票によって進行します。各プレイヤーは、自分以外のプレイヤーに投票し、得票数の多い上位2名（または同数の場合は全員）が決選投票の候補者となります。最終的な勝者は、観客の拍手による投票で決定されます。観客は、候補者に対して拍手を行い、その音量の大きさをゲームマスターが比較判定します。正規アイドル陣営または裏口アイドル陣営のいずれかが、観客投票で3名の当選者を出すと勝利となります。

誕生秘話

美人狼ゲームの原案は、篠目ゆき氏によるものです。篠目氏は、「あなたが一番美人！って褒めたたえるやつ。投票された人は部屋着を脱ぐとナイトドレスになって褒めたたえられながら退場します」という人狼ゲームのアイデアを考案しました。この原案に触発された鈴木大輔氏は、自身が主宰する団体PUZZLIARで製作した「政治家人狼」ゲームの基本理念と仕組みを応用することで、美人狼ゲームのシステムを確立し、舞台作品としての実現に繋げました。

エピソード

舞台に登場する役名のうち、天見 朱里、市井 蜜柑、上原 黄南、江田 若葉、小笠原 葵、カリナ・エンジェル・村咲、如月 桃音、久遠 真白、剣崎 瑞穂、古城 魅鳥、寒河江 銀太、志村 金恵の12名については、役名の頭文字が50音順（「あ」から「し」まで）に並んでいるというユニークな特徴があります。

また、2025年3月19日から4月16日までの期間、Confetti Streaming Theaterにてアーカイブ配信が行われ、舞台を観劇できなかった方も楽しむことができました。さらに、2025年3月31日には、池袋FRIENDS会議室サンライズにてアフターイベントも開催され、舞台の熱狂を再び味わう機会となりました。

美人狼 アイドルへの道
PUZZLIAR

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