美空ひばり劇場

美空ひばり劇場

『美空ひばり劇場』は、1964年8月から1965年4月、さらに1966年の10月までTBS系列で放送されたテレビドラマの枠です。この枠は、歌手で女優の美空ひばりが主演するドラマや時代劇を中心に、多彩な作品を展開しました。

放送の背景

このドラマ番組は、八欧電機（後のゼネラル、現在の富士通ゼネラル）が唯一のスポンサーとなり、「ゼネラルアワー」をサブタイトルに付けて放送された初期の時代がありました。そのため、特にこの期間は、ひばりの魅力が存分に引き出されたシーンが数多く見られました。

全体で39回の放送に加え、特別編が4回放送されました。多くのドラマは連続して数回にわたり放送され、視聴者に親しまれました。

放送時間と内容

放送は、主に毎週火曜と土曜の夜21時30分から22時まで行われ、日本の家庭においては夜の楽しみの一つとして多くの視聴者に視聴されていました。特に、火曜日は「ゼネラルアワー 美空ひばり劇場」として特別に設けられた時間であり、ひばりの魅力を最大限に伝える工夫がされていました。

主な放送シリーズ

1. 1964年
- おこま（8月4日 - 8月25日）
- 神楽師（9月1日 - 9月15日）
- 仇討ごよみ（9月22日 - 9月29日）
- お白粉人形（10月6日 - 10月27日）
- ミュージカルショー「髪」（11月3日）
- 女侠一代（11月10日 - 11月24日）
- 李朝残影（12月1日 - 12月8日）
- 振袖剣士（12月15日 - 12月29日）

2. 1965年
- 寿初春歌姫七姿（1月5日）
- 弁天小僧（1月12日 - 1月26日）
- 七福神のなぞ（2月2日 - 2月9日）
- 兄・私・弟（2月16日 - 2月23日）
- 唐人お吉（3月2日 - 3月16日）
- 今日もまた蝉が鳴く（3月23日 - 3月30日）
- 出雲のお国（4月6日 - 4月27日）

3. 1966年
- 風流深川唄（10月8日 - 10月29日）

まとめ

『美空ひばり劇場』は、その豊かなストーリーテリングと美空ひばりの演技力、歌唱力が融合した素晴らしいプログラムであり、日本のテレビドラマ史においても特筆すべき存在となっています。このプログラムを通じて、ひばりの多様な側面が明らかになり、多くのファンに愛されたことでしょう。今でも再放送や映像の提供を通じて、その魅力が受け継がれています。

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