羽入

羽入（はにゅう）

『ひぐらしのなく頃に』に登場する主要人物であり、村で信仰されるオヤシロ様の化身。古手梨花にのみ知覚できる存在でしたが、物語が進むにつれてその姿を現し、物語に深く関わっていきます。

人物

本来は梨花にしか認識できない存在でしたが、皆殺し編以降は物語に積極的に関わるようになります。祭囃し編では、転校生・古手羽入として梨花の前に姿を現し、他の部活メンバーも知覚できるようになりました。

頭に生えた2本の角が特徴で、それをコンプレックスに感じています。甘い物が好きで、特にシュークリームには目がない一方、辛い物は苦手です。

正体と過去

「ひぐらしのなく頃に絆」では、ハィ＝リューン・イェアソムール・ジェダという異世界人の一人であることが明かされています。鬼ヶ淵村で古手陸と出会い、結婚して娘の桜花をもうけますが、悲しい事件によって陸を失い、自身も知覚できない存在となってしまいます。

娘の桜花に疫病の薬を渡したことがきっかけで、桜花は村人に拷問を受けることになります。それを見た羽入は激怒し村人を殺害しますが、桜花に止められ、自らの罪を背負って桜花に討たれます。

能力

オヤシロ様として、不可視の障壁や透明化、時空を超える能力など、様々な超能力を持っています。梨花が100年の時を繰り返せたのも、羽入の力によるものです。しかし、物語が進むにつれて、その力は徐々に弱まっていきます。

性格

内気で気の弱い面がありますが、梨花のためには大胆な行動も厭いません。普段は子供のような口調で話しますが、オヤシロ様として話すときは威厳のある口調に変わります。

梨花とは深い絆で結ばれており、常に彼女のことを気にかけています。100年のループの中で、梨花と共に様々な困難に立ち向かってきました。

家族構成

表向きは古手家の遠縁の親戚という設定ですが、その正体はオヤシロ様です。古手家の先祖である古手桜花は羽入の娘にあたり、彼女らの過去は物語の中で重要な役割を果たしています。

ゲームスタイル

部活では、新入部員として歓迎されます。その実力は未知数ですが、部活のダークホースとして注目されています。

外見

長髪と頭部の角が特徴的な外見は、竜騎士07によってデザインされました。ファンの間では、オヤシロ様の擬人化として「尾八白様」というキャラクターが存在し、羽入のデザインに影響を与えています。

業/卒

鬼騙し編では、羽入の残り香として登場します。惨劇を乗り越えたはずが、再び昭和58年に戻されてしまい、その理由を探しています。

猫騙し編では、角の欠損を修復し、梨花の能力を回復させます。そして、繰り返す者を殺すことができる剣「鬼狩柳桜」の存在を梨花に伝えます。

神楽し編では、エウアのカケラ空間を訪れ、沙都子が事件を起こしていることを知ります。梨花と沙都子の問題を解決するために、奇跡を起こそうとします。

その他

原作とコンシューマー版では、立ち回りが大きく異なっています。DS版では皆殺し編から登場しますが、堀江由衣は1巻からナレーションを担当していました。実写映画版にも、意外な形で登場しています。

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