羽島市役所

羽島市役所の概要

羽島市役所は、岐阜県羽島市に位置する地方公共団体の事務所であり、市民に様々な行政サービスを提供しています。2021年に新庁舎が開庁し、健康で快適な市民生活を支えるための舞台を再構築しました。

新庁舎の紹介

新しい庁舎は、鉄骨造の5階建てで、敷地面積は22,397.99平方メートル、建物の延床面積は9,705.76平方メートルとなっています。各フロアは以下のように配置されています：

• - 5階: 機械室などの設備
• - 4階: 議場など市政運営の場
• - 3階: 市長室、企画部、総務部などの執務空間
• - 2階: 農業委員会事務局、産業振興部、建設部
• - 1階: 市民部など市民対応のセクション

このように、各フロアには専門の部署が分かれており、効率的な業務運営が可能です。

旧庁舎の歴史

羽島市役所の旧庁舎は1959年に建設され、市制5周年を記念するために竣工した建物です。この庁舎は小公民館や図書館、消防事務所といった機能も併せ持つ複合施設です。旧庁舎は高い評価を受けており、1960年には日本建築学会から賞を受賞し、2003年には日本のモダン・ムーブメント100選にも選ばれました。

新庁舎の必要性

旧庁舎は、築後50年以上が経過し、耐震基準を満たしていないことが問題視されました。政府の地震発生予測に基づき、羽島市は南海トラフ地震の対策区域に指定されていることからも、耐震性が求められました。こうした背景を受けて、2016年には庁舎検討委員会が設立され、2017年には新庁舎建設の決定がなされました。

旧庁舎の解体と今後

旧庁舎は2021年12月に使用が廃止され、耐震強度が基準を満たさないことから、解体されることが決まりました。2024年6月には解体工事が始まり、その跡地は仮設駐車場として暫定的に利用される予定です。旧庁舎が文化財指定を受ける可能性も示されていますが、維持費に関する支援が受けられるかは不透明です。

交通アクセスと出張所

羽島市役所は名鉄竹鼻線の羽島市役所前駅から徒歩約10分の位置にあり、多くの市民がアクセスしやすい環境にあります。以前は市内に9カ所の出張所が存在しましたが、2006年4月に廃止され、代わりに証明書発行センターが設置されました。しかし、証明書のコンビニ交付サービスが開始されたことにより、これらも2019年に廃止されました。

羽島市役所は、新旧庁舎の変遷を経て、市民に対するサービスの質を向上させるための努力を続けています。

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