習志野シティFC

習志野シティFCについて

習志野シティFC（Narashino City Football Club）は、千葉県習志野市を本拠地とするサッカークラブで、Jリーグへの加盟を目指して活動しています。1984年に設立され、地元の習志野高校サッカー部のOBなど、習志野市にゆかりのある選手やスタッフで構成されています。

組織の成り立ち

クラブの設立にあたっては「習志野市出身の選手たちが地元でサッカーを楽しむ場を設ける」という明確なビジョンがありました。そのため、「習志野クラブ」という名称で始まったこのチームは、千葉県社会人サッカーリーグと習志野市社会人サッカーリーグに並行して参加してきました。ただし、習志野市リーグには2017年シーズン以降参加していない状況です。

歴史的な歩み

クラブは2011年に第18回全国クラブチームサッカー選手権大会に地元代表として出場し、初の全国大会に挑戦しました。その際、準決勝で名古屋SCに敗れたものの、見事に3位を獲得しました。

2019年には「習志野からJリーグへ!!」という新たなスローガンを掲げ、クラブの強化に本格的に取り組み始めました。この機にクラブ名も「習志野シティフットボールクラブ」と改名されました。同時に、移籍せずに残った選手たちで新たに「習志野クラブ1984」を結成し、千葉県リーグ3部に参加しています。

2020年は特筆すべき年で、第27回全国クラブチームサッカー選手権大会千葉県予選で初優勝を収め、関東大会でも優勝した結果、10年ぶりに全国大会出場を決めました。そこでのパフォーマンスが評価され、4試合を勝ち上がり見事に優勝を果たしました。また、千葉県リーグ1部でも全勝優勝を達成しましたが、関東社会人サッカー大会県代表決定戦では中央学院大学Perrucheに敗れてしまいました。

2021年には全国大会への出場が2年連続で実現し、再び決勝まで進出するも、F.C.Lazoに延長戦の末敗れて準優勝となりました。千葉県リーグ1部では前年と同じく2ブロックでの開催となり、房総ローヴァーズ木更津FCとの対戦で無敗の記録が断たれ、Bブロック2位でフィニッシュしました。

2022年、チームはリーグ戦で厳しい状況にさらされながらも得失点差1で降格を免れました。しかし、2023年シーズンはわずか2勝に終わり、ついに2部降格が決定しました。

タイトルと成績

このクラブの主なタイトルには以下が含まれます。

• - 千葉県社会人サッカーリーグ1部: 1回（2020年）
• - 千葉県社会人サッカーリーグ2部: 2回（2006年、2017年）
• - 全国クラブチームサッカー選手権大会: 1回（2020年）
• - 全国クラブチームサッカー選手権大会関東大会: 2回（2020年、2021年）
• - 全国クラブチームサッカー選手権大会千葉県大会: 2回（2020年、2021年）

ユニフォームとスポンサー

クラブのユニフォームは、2019年から現在までエンジ色を基調としています。また、ユニフォームサプライヤーは2019年からプーマによって提供されています。過去にはナイキやアンブロがサプライヤーだった時期もあり、クラブの歴史に彩りを加えています。

習志野シティFCは、地域のスポーツシーンにおいて重要な役割を果たしつつ、Jリーグ入りを目指して新たな挑戦を続けています。

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