習志野市秋津サッカー場

習志野市秋津サッカー場の概要

習志野市秋津サッカー場は、千葉県習志野市の秋津総合運動公園内に位置するサッカー専用のスタジアムです。この施設は習志野市が所有しており、公益財団法人習志野市スポーツ振興協会が指定管理者として運営しています。

歴史

サッカー場は1970年代に造営が始まり、1982年10月1日に開設されました。当初、1992年にJリーグに参加を表明した東日本JR古河（現在のジェフユナイテッド市原・千葉）は、この施設を改修し、収容人数を15,000人に増やす計画を立てました。しかし、周辺住民からの騒音に関する懸念が上がったため、最終的に市原市に本拠地を移すこととなりました。この背景から、現在に至るまで鳴り物応援は禁止されています。

サッカー場は過去に全国高等学校サッカー選手権大会や天皇杯全日本サッカー選手権大会の試合会場として使用されており、多くの著名な試合が行われてきました。最近の例として、2010年の第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会やプリンスリーグ、千葉県社会人サッカーリーグの試合もこちらで行われました。

特に、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースが公式戦を行うほか、かつてはリザーブズもこちらでプレーしていました。また、2003年から2005年にかけては、チームのホームタウン拡大に伴い、練習試合が頻繁に行われる場ともなりました。サッカー日本代表監督時代のイビチャ・オシムにとっても、代表チームの練習場として重宝されました。

2020年には近くに日本サッカー協会直営のサッカー施設、高円宮記念JFA夢フィールドが完成しましたが、近隣のホテルからの情報漏洩の懸念があるため、今でも秋津サッカー場は使用されています。加えて、アメリカンフットボールクラブのオービックシーガルズも、習志野市を本拠地として活動しており、2013年にはこちらで公式戦が行われました。

現在は天然芝が使われていますが、老朽化が進む中、人工芝への切替計画もあがっており、地元サッカー協会はこれに対して懸念を示しています。

施設命名権

2014年には習志野市が施設の命名権を募集し、2015年からは「フロンティアサッカーフィールド」という名称で運営されました。契約は3年で、以降は第一カッター興業との契約が結ばれ「第一カッターフィールド」と呼ばれるようになりました。これも地域スポーツの振興に寄与する取り組みの一環です。

アクセス

習志野市秋津サッカー場へのアクセスは便利で、JR京葉線の新習志野駅からは徒歩約8分、またJR総武本線の津田沼駅からは京成バスを利用して「新習志野駅」行きで徒歩約5分となります。

このように、習志野市秋津サッカー場は千葉県内における重要なサッカー専用スタジアムとして多くの人々に利用されています。今後も地域のスポーツ振興に寄与する役割を果たし続けることでしょう。

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