聖剣サイコカリバー

聖剣サイコカリバー 魔獣の森伝説

『聖剣サイコカリバー 魔獣の森伝説』は、1987年5月19日にイマジニアから発売された、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用のアクションロールプレイングゲームです。WAVE JACKシリーズの第3作にして最終作であり、アイドルグループのポピンズがイメージキャラクターとして起用されました。

ゲーム内容

ゲームは、まずトレーニングステージで操作やゲームシステムを学びます。トレーニングステージをクリアすると、8つのエリアからなる冒険が始まります。各エリアでは、妖精を助けたり、アイテムを集めたりすることで主人公トールの能力を強化していきます。第9エリア「迷いの森」は複雑な立体パズルのような構成で、その奥には魔王フルングニルが待ち構えています。

魔王フルングニルを倒した後もゲームは終わりません。ゲームに付属するカセットテープに収録された音楽が、ゲーム中のBGMと一致するように進めることで、最終ボスである「大魔王」の元へたどり着くことができます。このとき、主人公トールの父の遺したロア家の剣と、母から受け継いだフレイ家の剣が合体し、最強の武器「聖剣サイコカリバー」が誕生します。

ストーリー

はるか昔、平和な国に魔獣族を率いて魔王フルングニルが侵攻しました。妖精国の女王から聖剣を授けられた2人の聖騎士、ウォーダン・ロアとアドミラル・フレイによって魔王は退けられます。しかし、数百年後、フルングニルは再び侵攻を開始します。

暗黒の時代、ミズガルズ村の少年トールは、幼い頃に父が旅に出てしまい、母も亡くしてしまいます。母の形見の剣を手に立ち尽くすトールは、妖精ピピとポポに導かれ、父が聖騎士ロアの子孫として魔獣退治の旅をしていたことを知ります。聖騎士の血を引くトールは修行を積み、母の実家であるフレイ家に伝わる聖剣を携え、魔獣との戦いに身を投じることを決意します。

トールは囚われの妖精ピピとポポを救出し、彼らの協力を得ながら、魔王フルングニルを倒すために冒険を繰り広げます。

音楽

イメージソング: 「春の街はアドベンチャー」（歌：ポピンズ）
作詞：森雪之丞
作曲：都倉俊一
編曲：佐藤準

スタッフ

パッケージイラスト: 雨宮慶太

評価

ゲーム雑誌での評価は賛否両論ありましたが、独特な世界観と音楽は評価されました。

関連書籍

必勝完ペキ本 聖剣サイコカリバー 魔獣の森伝説（徳間書店）
必勝テクニック完ペキ版29 聖剣サイコガリバー 魔獣の森伝説（著: みなづき由宇、たまだとしみつ/徳間書店（わんぱっくコミック）
コミック版 聖剣サイコカリバー外伝（著: 安藤晶 / 作画: 阿部高明 / 勁文社〈アドベンチャーヒーローブックス〉

参考文献

鯨武長之介『ファミコン発売中止ゲーム図鑑』三才ブックス、2021年

外部リンク

Psycho Caliber at en:GameFAQs
* Seiken Psycho Caliber: Majū no Mori Densetsu（英語） - MobyGames

もう一度検索