肉球 (お笑い芸人)

肉球（にくきゅう）

日本で活動するお笑いタレント、肉球氏は、1995年4月1日に埼玉県で生を受けました。本名を山瀬 翠星（やませ すいしょう）といい、現在は吉本興業に所属しています。ステージ上では「あー、女の子にもてたいなー」という独特のつかみで観客の心を掴んでいます。

幼少期からエンターテインメントの世界へ

彼のキャリアは、幼少期に出演したテレビ番組に端を発します。2001年7月15日に放送されたバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』のコーナー、「いただき俳句教室」に出演した際、「遠足で たらなかったよ お弁当」という句（お題：「思い出」）を披露し、そのユニークな表現が評価されてキャラクター賞を受賞しました。この受賞トロフィーを受け取るために番組に登場したことがきっかけとなり、同年9月から2002年3月にかけて、番組内の「あっぱれ学園」（さん組）の一員としてレギュラー出演を果たしました。

『あっぱれさんま大先生』への出演期間中には、印象的なエピソードも残されています。例えば、番組の企画で空手を体験した際には、稽古中の激しい痛みに耐えきれず号泣してしまいました。この様子をスタジオでVTRとして視聴していた際にも再び涙を流し、さらに司会の明石家さんま氏が冗談で「もういちど道場に行ってもらいます」と告げた一言にも、真に受けてまたもや号泣するという、感受性の豊かさを示す一幕がありました。

お笑いの道へ、そして「肉球」誕生

子役としての活動経験を経て、彼は本格的にお笑いの道を志します。2005年6月には、吉本興業が運営するお笑い養成所のジュニアコースである東京NSCジュニアへ入学し、芸の基礎を磨き始めました。

現在の芸名である「肉球」を使用し始めたのは、2006年に開催されたお笑いコンテスト「R-1ぐらんぷり」に挑戦した際からです。このユニークな芸名は、ご本人が猫をこよなく愛していることに由来しています。ちなみに、本名の「翠星」には、「緑の星」、すなわち「地球」という意味が込められているそうです。R-1ぐらんぷりでは、この「肉球」という名前で出場し、見事2回戦まで勝ち進んだことで、一躍注目を浴びることとなりました。

将来への展望

肉球氏は、将来について非常に明確なビジョンを持っています。目標とするのは、明石家さんま氏やかつて活躍した島田紳助氏といった、日本を代表する大物タレントたちのさらに10倍も売れる存在になることだと語っています。しかし同時に、いきなり爆発的にブレイクしてしまうと、すぐに飽きられてしまうのではないかという冷静な分析もしており、焦らずじっくりと時間をかけて自身の名前と芸を世に浸透させていきたい、という堅実な考えも抱いています。この目標達成に向け、日々研鑽を積んでいることでしょう。

主な出演歴・関連情報

テレビ番組
『あっぱれさんま大先生』

過去には、日刊スポーツの記事でも「HGより笑いとった小学生ピン芸人肉球」として紹介されたことがあり、その才能は早くから注目されていました。また、自身の活動や日常について綴ったブログ（「肉球で～す♪」と題されていた模様）も存在し、ファンとの交流を大切にしていた時期もありました。

お笑いタレント肉球氏の今後の活躍から目が離せません。

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